▼続き
普段は芯が強そうでしっかり者の雰囲気を出しているが、これは頭が悪いのを悟られないように見せているらしい。
それが酒を飲むと一気に崩れる。
初めて知ったけど姉は酔うと下ネタの多いキス魔だった。
最初は姪の事で心配していたが、だんだん彼氏の不満や俺の夫婦関係、次の子供の予定なんかをいちいち下ネタ挟んで聞いてくる。
姉「かーくん最近、嫁ちゃんと夜の方はどうなのよ?」
俺「月一くらいかなぁ。」
姉「少なっ!そんなのでよく溜まらんね?」
俺「まぁ、溜まるけど嫁とじゃ盛り上がらないから仕方ないよ。」
姉「あ~わかるわ!今の彼氏がそうでね~。もう長いし歳も歳だからよほど充電しないとムラムラ来ないらしいわ!なんかストーリーが必要なんだってさ。」
俺「なんなのストーリーって(笑)」
姉「なんかね、すぐ側にセックスできる相手がいたら良いことは良いんだけどアッサリできちゃうから慣れてしまった興奮する要素がないんだって。」
俺「なるほどそうかも。いや、俺たまに出会い系するんだけどさ。その方が物凄く燃えるもんね。やり取りの中で気分が高まる。」
姉「え!?かーくん出会い系なんてやってんの!?もち最後までよね?」
俺「それ以外に目的ある?」
姉「えぇ、飲み相手とかあるでしょ。」
俺「飲んだ後は?」
姉「雰囲気次第?」
俺「でしょ?相手はどうかわかんないけど、こっちはヤル気満々だよね。」
姉「えぇ~なんかもったいな~!お金とか払ってんでしょ?」
俺「まぁねぇ。そう言う条件で会うし。たまにタダの人もいるけど。」
姉「かーくん飢えてるんだねぇ…愛情不足だわ…可愛そうに!お姉ちゃんがチューしてあげようか?ちっちゃい頃みたいに!」
俺「やめて(笑)なんで身内からチューされんといかんの?(笑)」
姉「ウチもさぁ、最近愛情不足してるのよ!彼氏は朝早いからサッサと寝るし、帰ったら酒飲むから相手するの面倒だし。」
俺「知らんがな(笑)それとチューは関係ない。」
姉「頼むから~!ちょっとするだけよ。軽めなやつ!」
俺「イ~ヤ~ダ!」
姉「…わかった!じゃあこうしよ!チューさせてくれたらかーくんの溜まってる欲求不満を解消させちゃう!どうよ!」
俺「はぁ?どゆこと?」
姉「鈍いねぇ!!フェラでもエッチでもかーくんの精子出させてあげるって言ってんの!」
俺「なんかバランス悪くない?チューとそのどちらかって明らかに俺得じゃ…?」
姉「今更遠慮すること??大学ん時、散々出しまくった人は誰かね~?」
俺「あれはホンマにネーチャンが悪いwウブな俺の前で裸になるから」
姉「ウチも酔ってて訳わからんくなってたんよ(笑)でもかーくんだと安心だと思ってね~。そしたら出すわ出すわ!できたらどうするんかって話。」
俺「それなw俺もシマッタと思った。」
姉「まぁピル飲んでたしね。」
俺「え?マジで?ピルって毎日飲むもんなの?」
姉「いやいや、流石に無理だわ(笑)3日くらい前から飲んでた。ヤケクソで男漁ろうかと思ってて。」
俺「んで俺が引っかかったと…」
姉「アレはたまたまかな。でも若さを身をもって感じた瞬間よね」
俺「なんかスンマセン…」
姉「んなこたぁいいのよ!ウチのチューを受けるだけで性欲満たしてやるって言ってんだからさ!させて!」
俺「無茶苦茶やな!」
多分このやり取りは薄い壁を通して両サイドのお客にも聞こえてただろう…ヤケに周りが静かだった…
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