帰宅部の僕はいつも真っ直ぐに家に帰ります。
帰宅して部屋に入ると妹が僕PCを触っていました。
「何を見てるの?」
「また読みたいけど、どこに行けば読めるの?」
ナンネットのことを言っているようです。
「あのサイトはお前にはまだ早過ぎる。本当は僕でも駄目なんだぞ」
「でも黙っていれば平気よね。私達のSEXと同じでしょ」
鋭い指摘に言い返す言葉が思いつきません。
「もう一度読み直してみたいの。いいでしょ、お兄ちゃん」
「わかったよ。だけど本当に誰にも言うなよ」
妹が僕の隣で『兄×妹体験告白』の投稿を再び読み始めました。
「こんな風に言ってない」とか「これも少し違う」とか呟きながら。
「ところでお兄ちゃん。お兄ちゃんの知識と経験には問題がないの?」
「それは足りないと思うよ。まだ高1だし、お前が初体験の相手だからな」
「私の初めての相手は鬼畜太郎さんの方が良かったと思わない?」
この鬼畜太郎さんとは『兄×妹体験告白』でコメントしてくれていた人です。
童貞の僕を励ましながら、色々と教えてくれた人です。
「何を言ってるんだ。良くないに決まってるだろ」
「なぜ? お兄ちゃんよりも優しそうで、経験も豊富みたいだけど?」
「どこの誰だとも分からない男に妹の処女を奪わせる訳にはいかないの」
「でもお兄ちゃんよりも痛くなかったかもしれないよ」
「それはそうだけど・・・やっぱり痛かったの?」
「痛かったよ。でも我慢する約束だったから」
「ごめんね。それは素直に謝るよ。本当にごめん」
「処女でなくなったのなら良いの?」
「何が?」
「SEXしても良いの? だって処女はあげられないと言ったから」
「駄目に決まってるだろ。お前はもう僕の女なんだから」
「でも兄妹でしょ? 結婚できるわけでもないのに変だと思う」
「それでも駄目なの。絶対に駄目。そんなことは許さないからな」
とりあえず妹には無理矢理に納得してもらいました。
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