エピソード2 美母の涙
朝食時のこと
2階の部屋から1階のダイニングへ降りていく。
いつもと変わらない朝の風景があった。姉貴は母の朝食作りを手伝っている。親父は新聞を広げて見ていた。
「おはよう」母が僕に気付く。いつもと変わらない優しい母の挨拶だった。メイクもいつものメイクに戻っていた。
僕は盗撮ムービーの母の痴態を思い出し、そのギャップに言いようのない興奮を感じた。
(姦りたい!また母さんと姦りたい!)そう思った。そんなことをぼんやりと考えていた。
「なんだ!朝の挨拶も出来んのか」親父が僕が挨拶を返さないので怒鳴ってきた。
「ひろ君、まだ寝ぼけてるのよね。遅くまでお勉強してたみたいだから」母が助け舟を出してくれた。
「夜遅くまで起きてたとしても勉強してるとは限らん。何をしてるのかわからん」と親父は言った。僕は一瞬、親父が昨夜のことを知ってるのか?と勘繰ったが、そんなことはないようだった。
姉貴はニヤニヤしながら、作った朝食のサラダを運び、僕たちのやり取りを聞いていた。母は困ったといった感じだった。
本当にいつもと変わらない朝の風景だった。
「おっと、もうこんな時間か・・・今日は全体会議があるから遅くなる」そういうと親父は会社へ行った。
そんな親父を母は「あなた行ってらっしゃい」とにこやかに送り出す。僕は朝食のトーストをかじりながら見送る。
「それにしても、ひろはパパと仲悪いよね」姉貴もトーストを食べながら言ってくる。「別に・・・」僕はうるせいなと思いながら、コーヒーでトーストを一気に流し込む。そして、「時間大丈夫?」と姉貴に言ってやった。
「えっ・・・あっ!やばい・・・」姉貴は時間に気付き、慌てたようだ。姉貴は学園祭の期間を利用して女友達と旅行に行く予定になっている。
バタバタと出て行く姉貴に「気をつけて行くのよ」と母は声を掛けていた。どこまでも優しい母だった。
だが、僕は家に母とふたりになったので、計画を実行することにした。
「ねぇ~母さん。エッチしよ!」母が席につくなり僕は言った。「えっ・・・・・」母は驚いたようだった。何を言うのかといった感じだったが、僕の考えを探ってるように見えたし、びっくりしすぎて頭が回ってないようにも見えた。
「しようよ。えっち!」僕はもう一度言った。母は「内を言ってる。昨日の一度きりって約束でしょう」と予想通りのことを言ってきた。「でも、僕したいんだエッチを母さんと・・・」と食い下がってみる。
母は困ったなという顔になり、僕を諭すように「いけないことなの。本当はいけなかったことなの、でも、お母さん、ひろ君の気持ちを汲んでしたの・・判って、ね、お願い」と言ってきた。
「それは酷だよ。あんなに気持ちイイことを教えといて、あんなこと知ったらオナニーじゃ無理!」と僕は泣き落としを試みた。いきなり盗撮ムービーで脅すのも嫌だったし、もしかしたらという期待もあったからだ。
しかし、「ひろ君はオトコになったの、童貞じゃない。お友達もまだ知らない本当のオンナを知ってるのよ。自信を持って、女の子にアタックしなさい」と言ってきた。「母さんじゃなきゃダメだ」僕は必死で食い下がった。でも母の答えはノーだった。「お願いだから、前のような親子に戻りましょう。板倉君ともエッチはしないから・・・ね、お願い」母は今にも泣き出しそうな感じだった。
「判った。母さんの気持ちは判った」僕がそう言うと母は「ありがとう。判ってくれたのね」とホッとしたように言った。
「でも、親父に言うよ。俺と母さんがエッチしたって」そう僕が言うと「そんなこと言ったらどうなると思ってるの!!」母もさすがに怒ったようだった。
しかし僕は「それにこんなのもあるんだよね~」と言いながらスマホをズボンのポケットから出し、ムービーの再生を始めた。母の表情が一変した。驚きと僕の考えてることに頭が混乱してパニッくってるのがわかった。
「脅したくはなかったんだけど・・・母さんが言う事を聞いてくれないから・・・」僕は母をしっかりと見ながら言った。
「こんなことして、どうなるか判ってるの?」母は僕を思いとどまらせようとしてくる。「それほど僕は母さんが欲しいんだ」と言い返した。
「ああ・・・・なんてことを・・・悪魔・・鬼だわ」母は絶望的な状況になすすべが無いようだった。
そして、母の頬には一筋の涙が伝っていた。かわいそうに思ったけど、僕は次の行動に出た。
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