【LGBT:あずちゃんの事その1】
少し前の事、4つ下の会社の後輩の女の子から「相談したい事がある」と
言われました。彼女は[あずちゃん(仮名)]と言って私とは班は違いますが
よく愚痴や仕事の相談なども聞いていました。
私はプライベートでは会社の人と会う事はほとんどなく、会社の飲み会
なども滅多に参加しません。それでもなぜか相談はよくされます。
正直、自分でもどうして私なのか・・・って思います。相談しやすい
タイプでもないと思いますし、結構思っていることをはっきり言うので
時には逆にお説教のようになったりするのに・・・って思います。
それでもそう言われれば私にも何か出来る事はあるかなと思い
話を聞こうとしましたが「ここではちょっと・・・」と言うので仕事の関係の
トラブルか何かと思い「それなら仕事が終わってから食事でもしながら
・・・それで良い?」と言うと彼女もそれで良いと言いました。
お互い車なのでお店を決めて、そこの駐車場で待ち合わせをしました。
私が少し遅れてしまい、彼女は駐車場で待っていました。
それからお店に入り、オーダーして食事が来るまでは普通に雑談を
していました。食事が届くと私が「それで・・・相談って何?」と聞くと
「実は・・・今、付き合っている人のことなんです」と言いました。
(・・・恋愛相談?よりによって恋愛経験の少ない私に・・・)
そう思いましたが、話を聞くくらいなら出来るし、あずちゃんも私に話を
することで少しは気分が変わるかなと思い、続けてもらいました。
しかし事態は急変・・・あずちゃんが「実は今、付き合ってる人に彼氏が
出来たみたいなんです」と言いました。(ん?どういうこと?)私は頭の中で
情報を整理しました。付き合ってる人に彼氏?・・・彼氏に彼氏?
それとも付き合ってる人が女性?・・・どっちにしろディープな話だと
思いました。正直(なんでそんな相談を私にするかな~)って思いました。
それでも聞くだけは聞こうと思い「その付き合っている人って女性なの?」と
聞くとあずちゃんは下を向いて「・・・はい」と答えました。
まさか身近にそんな人がいるとは・・・驚いて言葉をつまらせていると
あずちゃんが「すみません・・・こんな話をして。同性と付き合っているなんて
変ですよね」と言いました。でも私は「別に構わないんじゃない?異性
だろうが同性だろうが、お互いに好きで付き合っていて、それで誰かに
迷惑を掛けているわけじゃないなら構わないと思うけど・・・」と言いました。
あずちゃんは「ありがとうございます・・・こんなことを理解して話を聞いて
もらえるのはさゆり先輩しかいないと思って・・・」と言いました。
正直(どういう意味?)と思いましたが私は「それでどうしたの?
話が出来る範囲で良いから言ってみて」と言いました。
するとあずちゃんはまだはっきりとはわからないけど、相手の女性に彼氏が
出来たみたいで、最近あまり会ってくれなくなったんだと言いました。
私は「そうなんだ・・・でもまずはそれをはっきりさせた方が良いと
思うわよ。それでその女性に彼氏がいたとしたらあずちゃんはどう
したいの?それでもその女性とお付き合いを続けたい?」と聞きました。
あずちゃんは「はい。もし本当に彼女に彼氏がいても、彼女が付き合って
くれると言うなら続けたいです」と言いました。私は「本当に好きなんだね」と
言うと顔を真っ赤にしながら「はい。すごく優しくて私のことをいっぱい
可愛がってくれるんです」と言いました。(それって・・・もしかしてエッチな
話も含めてない?興味はあるけど・・・その話は良いから・・・)と勝手に
ちょっぴりエッチなことも考えてしまいました。
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