母の言う通り、横を向いた方が腰を動かしやすかった。
洗い場のマットに直接寝てると痛いかなと思い母の身体とマットの間に左腕を差し込む。
自然と母を抱きしめる格好になり、母も身体を寄せてきた。
近くなったのでキスしようとしたが、身長差がかなりあるので唇が遠い。
母のおでこにキスしながらゆっくりと腰を振り続けた。
母が気持ち良くなるまでは我慢するんだ、と必死で堪えてたが……、中で擦れる感触の気持ち良さに少しずつ腰の動きが速くなる。
母が声をあげたりしないので、本当に気持ち良いのか不安だった。
声をかけようかと思った時、俺の背中に回していた母の手にグッと力が入った。
「有美、気持ち良い?イキそう?」
母は無言だがコクコクと大きく頷いた。
(感じてくれてるんだ)と安心し腰の動きを速く大きくする。
その直後、母がさらに力を込めて抱き着いてきた。
もうそろそろ我慢の限界だったので構わず腰を振り続ける。
そして、母の中に射精、そのあとしばらく抱きあっていた。
「○○、避妊の事ちゃんと考えてた?」
一緒に身体を洗い湯舟に浸かっていた時に言われハッとした。
避妊など全然頭になかった。
「ちゃんとコンドーム用意するのもマナーなんだからね」
母は軽い調子で話しているが全然頭に入らなかった。
母が妊娠したらどうしようと自分の馬鹿さ加減を罵った。
「まぁ、ピル飲んでるから大丈夫だけど」
「…え?」
「だからピル飲んでるから大丈夫って言ったの」
母は、10月頃から飲んでいたそうだ。
母の準備の良さに呆れながら感心したが、ふと感じた疑問を口にした。
「じゃ~、だいぶ前から僕とエッチすること決めてたんじゃ…」
母は答えてくれず、得意げに笑うだけだった。
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