年が明け、あれから進展があったので、またこのレスに報告します。
去年の28日は朝遅く起きて、俺とお袋の二人で年末の掃除らしきことをやった。
掃除の間も、おふくろは何だか少し元気がなかった。
夕食は俺と、まだ帰ってきていない兄貴の分だけテーブルに用意し「体調が悪いからもう寝ちゃうね。 二人で食べといて」と言って、自分の部屋に入ってしまった。
夜6時過ぎに兄貴が嬉しそうな顔をして帰って来ると、お袋がいないことに気づいた。
俺が「気分が悪いから寝るって」と言うと、「シンジ、母ちゃんに何か無茶したんじゃねーだろうな」と睨みつける様な目で見た。
「何、ふざけた事言ってんだよ。 大掃除で疲れたんだろ」と言い返したが、一瞬ドキッとした。
兄貴はおふくろの部屋に駈けて行き、すぐにしょんぼりして帰ってくると、黙って夕飯を食った。
29日は三人で二階の掃除を昼の2時過ぎまでやった。
大掃除が終わったら、兄貴は「あ~汗かいた。 風呂だ、風呂」と言い、風呂を沸かして夕方から無理やりお袋と入った。
晩飯後、待ちきれないのか、8時から自分の部屋にお袋を引っ張って行って、始めた。
俺は、自分の部屋に入り、聞き耳を立てた。
俺の部屋と兄貴の部屋は、昔は大きなひと部屋だったのを引き戸で隔ててある。
もう何年も開けたことがなく、ポスターとか貼ってあるが、壁ではないので隣の物音が筒抜けだ。
俺はおふくろの激しい喘ぎ声を聞きながら、パソコンの画面を眺めて自分でしごいた。
画面には夏に野外で3Pした時に撮った写真や、お袋にバイブでオナニーさせて撮った写真などをスライドショーで流してある。
でも、いくらしごいても俺の一物は完全には硬くならず、痛いばかりで射精もしなかった。
何だかバカバカしくなって、一回の食卓に座ってタバコを吸った。
兄貴は部屋に入ってから1時間半ほどして、裸にどてら一枚を羽織った姿で満足そうな顔をして降りてきた。
少し遅れてお袋も裸のまま自分の脱いだ服を両手に抱え、風呂場の方に行った。
30日と大晦日は、お袋が「ちょっと体がきつい」と言うので、さすがに何もせずに終わった。
そういえば、去年の大晦日は夜中まで年越しで3人でやったことを思い出す。
元旦はおせちと雑煮を食い、午前中テレビのくだらない番組を眺めていた。
兄貴が「タバコが切れた。一本くれ」と言ったので「俺も何本も残ってないから、買いに行けよ。 俺の分も頼む」と返事した。
兄貴は椅子から立ち上がり、ジャンバーを着てタバコを買いに出て行った。
一番近い販売機でも歩いて往復10分少々かかる。
俺は玄関のドアが閉まる音を確認して「母ちゃん、ここに来て、座ってくれよ」と台所にいるお袋を呼んだ。
お袋は俺と自分の湯呑にお茶を注ぐと、黙ってテーブルについた。
「なあ、この前風呂場で泣いたのは何でだ。 教えてくれ。 俺は気になって、あれからずっと胸が痛いんだ」と迫った。
お袋は最初は自分の湯呑を両手で握ったまま俯いていたが、小さな声でしゃべりだした。
「二人が仲たがいしそうで心配だったの。 タカシは『リングなんか取っちゃって俺の子を産んでくれ』なんて言い出すし・・・」
「あなただって『俺の方が感じるだろう』なんて言うから・・・ 二人が喧嘩して家族がバラバラになりそうで怖くなっちゃって」
「だって、そうなったら私のせいでしょ。私が母子でSEXなんかするようになったからよ。なんて馬鹿なことをしてるんだろうって悲しくなったの」
「じゃあ、もうこんなこと止めるのか?」
お袋は湯呑を見つめながら頭を小さく左右に振って「もう後戻りなんかできない」と言って、顔を上げて俺を見た。
「こんな気持ちのいいこと体が覚えちゃったら、しないで我慢を続ける自信なんかない。 だから、どうすればいいかわかんなくて、泣いちゃったのよ」
そう言いながら、もう涙をこぼし始めていた。
「泣くな、泣くなって。 俺、兄貴と仲良くする。 喧嘩なんかしないよ。 それに、兄貴にも独り占めなんか考えないよう言って聞かせるから」
「俺だって兄貴に負けないぐらいお袋が好きだって言ってやる」
「だから、ずっと仲良く三人で暮らそう。 今度からもっと優しくするから。 なあ」
「兄貴が帰ってきたら変に思うから涙を拭けよ」
俺は心の中で(やっぱ、俺も結婚できないな)と思った。
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