目覚めると姉はまだいてくれた。ホッとした気分
昼過ぎの新幹線まで時間はまだあるけど
どうしようかと思案していると姉が言った
「昨日のは良かったわ、心まで溶けそうだった」
「帰りたくなくなるくらいに・・」
「あんな事あの子にしたらメロメロになるかもよ」
そう言ってバスルームへ向かう、シャワーの音が響く
どうしようか・・・優柔不断な癖が出る
姉を帰さないといけない。けど帰したくない堂々巡り
裸の姉が出てくる。タオルで拭きながら近寄ってきた
「これが最後だと思ってしてちょうだい・・」
ベッドに横たわるった姉を見つめる。優しくキスする
全身を愛撫する。優しく丁寧に。姉の体がのけぞる
目を瞑っている顔から吐息が漏れている
足の間に入り添える。そして入れる。ゆっくりとした
動きで深く浅く、姉の腰が動きに合わせ厭らしくくねる
膣の中がぬるぬる滑る。熱くなる。そして同時に果てた
涙が溢れている姉の顔。やさしく撫でる
泣きじゃくる姉の顔。抱き寄せて胸の中で泣かせる
落ち着いたのかバスルームへ向かう姉、今度は身支度
するようだ。私も送っていく用意をする
薄い化粧をして荷物をまとめる。来たときの格好に
なってるけど、もっと綺麗になった気がする。
「送ってくれなくていいわ、辛いから」
「また来るって言えないけど、また連絡するね」
「あの子よろしくね」
そう言って玄関を後にする。ああまただ、この喪失感
わかってるつもりだけど、慣れることはない
姉を追いかけようかと思ったけど、どうするの?
うな垂れるしかなかった。そういう関係だってわかってる
携帯が鳴る。姉からだ
「ああ、言い忘れてた、あの子来る時気をつけなさい」
「女は鋭いんだから・・あたしの痕跡残すなよ~」
「今度おいで、いつでもいいから」
じゃあねと切られる。少し心が軽くなった
おわり
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