苛立ちに、八つ当たりに、エミリーを抱きに行き、追い討ちのようにSさんの驚異を知らされ、
母が今に至っているSさんの影響?教育?調教なのだろう…
エミリーに包まれたように過ごす時間が、いまの私には、この上ない居心地良さで、
ジェニファーが帰るまで居て欲しいと、エミリーの頼みに私は従いました。
昔話しから聞き出せるモノを探そうとしている私に、
エミリーが持ち出したアルバムに、出産間近のエミリーを抱く母親クリスティーナの横に、
父親だと説明受ける男性が…祖父!母親佳代子の父親利夫だった!
三十年前の写真だが、祖母のまつ枝が探し出した写真に写る祖父利夫、
五十年前から三十年前…現在の祖父に間違いない!確信はあった。
母親佳代子の父親利夫が、私に謎を仕掛けてる張本人に見えてきた。
ジェニファーの帰えりを待たずに帰宅し、おば雅子が来ていない真っ暗な家に入った。
母親佳代子が実父の父親利夫との間に私を産み、母親はSさんとの間に茉莉を産んだ。
そして祖父利夫はエミリーの母親クリスティーナとの間にエミリーを産み、
エミリーとSさんとの間にジェニファーを産んだ。
これが現在、事実として明るみにでた。
祖父利夫とSさんの関係?母親佳代子と弟健一が絡み、幼なじみは掴んでいるが、
幼なじみから肉体関係に、そして近親の混じりに祖父利夫祖母まつ枝…
ちぐさとSさんは…
そうだ!エミリーのアルバムの写真にもお守りが!
祖母まつ枝が見つけた写真…祖母の弟嫁慶子も…拡大写しに見た慶子のカバンにお守りがついていた。
ジェニファーがストラップにつけていたお守り!同じお守り!
あの日に解決出来なかった頭の引っ掛かりがスッキリと…
疲れが襲うように体を覆い、眠れはしないがベッドに倒れて盗聴の再生を聞いていた。
父が寝ている部屋…おば雅子が来て覗いたのか?
片付け音が遠く録音してる…
何時だ…昼過ぎ…親父が起きたか?
うん?
「文夫!どうしたの?
なぁに?文夫!
えっ?文夫?ふみお…
あぁ~ダメ!ダメ!
いやっ!いやいや…
ふみお…あぁ~
アァ!…」
オヤジ!やったね!(笑)もう!なんでも構わない!やれ!やれ!
みんな!ヤリ捲れ!
頭が爆発して眠りに沈んだ!
※元投稿はこちら >>