「もう本当き止めよう?」
言いながら涙が出る。
「話しがあるから」
「話しなら車で聞くから」
『バンッ』
兄が車を降りてしまった。仕方なく私も降りた。
キーをしてフロントに入る。
ずっと無言の二人。
部屋に入ると強い力で抱きしめられた。
「わかってくれよ」
「…何が?」
「俺だって怖いんだよ」
兄の声が少し震えてる。
「取り返しのつかない事してるんだよ」
「…うん」
「見つかったらどうする?」
私は少し考えてから「家庭崩壊…」と呟いた。
「二度と会えなくなるかもしれないんだぞ」
「…かもね」
「かもね、じゃねえよ」
私は、全てを理解してから「ごめんなさい」と謝った。
私が無邪気に求める度に兄の中にプレッシャーがあったのだろう。
私達はベットに座った。
「祐君、だったら尚更もう止めようよ」
言い終わらないうちに押し倒された。
「お前の気持ちは、その程度か?」
「え?」
「お前の覚悟は、その程度か?」
「祐君、怖いよ」
怯えながら答えるとキスされた。
「お前が部屋に来ると苦しくなる」
「なんで?」
「抱きたくなるから」
「…そっか」
「家では我慢って約束したろ?」
「うん、もうしない」
「……」
「だからもう許して?」
兄の手がワンピースの胸に触れた。
「…いいよ」
私がそう言うと、兄の手が内股を割った。
パンストの上から割れ目をなぞってキスを繰り返す。
「あ、シャワー」
「一緒に浴びようか」
私達は全裸になりバスルームに向かった。
※元投稿はこちら >>