それは初体験から一年も経たない頃の事。
「一生のお願いだから、ナマでさせて」
と弟が懇願してきた。
「ナマでしたら、妊娠しちゃうでしょ?、絶対にダメ!(怒)」
「ねえ、絶対に中には出さないって約束するから」
と拒む私に、弟は駄々をこねるようになった。
私だって、本当はゴムなんて無い方が、良いと思っていた。
でも、万が一の事があったら、最悪の事態になると分かっていたから、我慢していた。
エッチな動画を見ていたら、男性が外に射精しているのを見て、
「俺も必ず外に出すから」
と、言ってきた。
あまりに煩く言うので、一度だけ、という約束で、ゴムを着けずにエッチした。
挿入された感覚は、あまり違うとも思えなかったけど、
「お姉ちゃん、気持ち良いよ」
と喜んでいたので、
「お姉ちゃんも気持ち良い」
と言ってしまった。
いつもより激しく内臓を突いてくるオチンチンが、痛くて気持ち良くなった。
(私って、意外とMかも?)
と思いながらセックスしてたら、突然弟がオチンチンを抜いて、私の太ももに射精した。
気持ち良かったけど、「違う」と思った。
ゴムを着けていたら、何の心配もなくエッチできるし、一緒にイク事も出きるのに、中途半端な気分になった。
(恋人がもし、弟でさえなければ)
と思いつつ、
(お姉ちゃんだから)
という使命感というか、母性みたいなものと葛藤していた。
「ね?ちゃんと外に出したよ!大丈夫だったよ」
と喜ぶばかりの弟には、私の苦悩なんて理解できないと悟った。
「もう終わり!」
「えぇー?もう一回、もう一回!」
「そんな事いって、いつも三回はするじゃない!」
って私が怒ると、
「だってぇ、」
と愚図りだす。
「もう、しょうがないなぁ」
と言いつつ、私も嫌いじゃないから、すぐに萌えてしまう(笑)
そんな関係が一年以上続いていた。
だから、生理が遅れていても気にしてなくて、悪阻がくるまで、普通に暮らしていた。
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