EDOさん、ありがとうございます。
今にして思えば、あの頃の事が、まさに映画のような世界でした。
様々なモノを失った被災者の心が荒み、地元で暮らせずに疎開する姿も、疎開先で迫害を受けていた事も、何だか戦争していた時代に似ていた感じで、色々とショックでした。
被災地のみならず、無計画に発電所を停めたせいで「計画停電」が始まり、生活も一変した。
昼間でも寒い時期に、電気を停められて強いられた不自由な生活に、不満を口にする大人達。
様々な噂が飛び交い、将来に絶望を感じていたあの頃は、今のコロナ禍より酷かった気もします。
(マスクしたり、消毒と外出自粛をしていたら、感染しなくて済みますから)(笑)
暗くて寒い家の中で、受験勉強しなければならない弟と、二人きりになる機会が、私を少しずつ狂わせて行ったのかも知れない。
「寒いよね?風邪をひいたら、勉強も遅れちゃうから、」
と言っては、二人でベッドに入って、互いに身体を暖めあっていた。
いつ来るのか分からない大きな余震。
大事な弟を守りたいと思いながら、死ぬ時は一緒に、と思っていた。
被災地で、大切な人を失った人の証言を、テレビで視ていた影響もあったと思う。
そんな時、弟のアソコが硬くなっているのに気づいた。
もちろん、それがどういう現象なのか、私も知っていたけど、気づかないフリをした。
弟も、私に気づかれまいとして、私に背中を向けたので、私は身体を密着させながら、背中を暖めていた。
私も胸やお腹に弟の温もりを感じて、気持ち良かった。
もちろん、セックスも頭をよぎった。
友達にも、カレシと初体験を済ませた子もいたし、誰にも言わなければ、バレないとも思ったけど、私から誘って、弟に軽蔑されるのが恐かった。
(だから、せめてこれぐらいは)
と思って、家ではブラジャーを着けず、背中を向けた服の上から、胸を押し付けていた。
弟が寝てしまった時は、自分のシャツを捲って、直接オッパイを擦ってみた。
(出来たら、直接肌と肌を擦り合わせたいのに)
と思っていた悪い姉。
せつなくて、せつなくて、
姉弟の一線を越えないように、必死に我慢した。
弟にだって、好きな女の子ぐらいはいるだろうし、私の事は単なる「お姉ちゃん」としか思っていないだろう。
そう思って諦めるのが「良いお姉ちゃん」だと思うけど、私は自分で思っていたほど、良い姉ではなかった。
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