魔が差した事に気づいた時には、義妹は既にオンナの声で悶えていた。
(どうしよう、今夜はイブなのに)
罪悪感に襲われながら、躊躇っていたら、
「お姉ちゃん、お願い、お願い、」
と甘える声で義妹は私を誘惑してきた。
(私は悪くない。この娘が淫乱なのが悪い)
と勝手な理屈を言い訳にして、私は義妹を快楽の闇に誘った。
「気持ち良いでしょ?」
とドス黒い乳首に歯を立てると、絞り出された母乳が滲んだ。
「お姉ちゃん、気持ち良いよぅ、もっと強く噛んで、もっと痛くして、」
どんどんエスカレートする要求に、私も反応してしまう。
心の中の「魔女」が、私に
(カワイイ妹が、「もっと欲しい」って言ってるよ)
(もっと強く噛んでやれよ)
(もっと揉んでやれ!)
(もっと激しく抱いてやれ!)
と連呼した。
気がつくと、
「お姉ちゃん、イクっ、赤ちゃんが出ちゃうかも、イク、いくぅ」
と喚いて、ケイレンしていた。
本当に出産するのかと思って心配したけど、義妹はすぐに大人しくなり、大汗をかいた顔で、私にキスを求めた。
「ごめん、私、今日、ここまでするつもりはなかった」
無責任なオトコみたいな言い訳が出てしまった。
「男の子なんです」
「!」
「お義姉さんに、一番最初に報告したくて」
「まさか、弟も知らないの?」
「ええ、あの人には、今夜伝えるつもりでした」
「でも、どうして私なの?」
「たぶん貴女が私の愛する人のお姉さんで、私が一番欲しかったお姉ちゃんだからです」
キュンとした。
義妹の全ては理解できなかったけど、思いは伝わってきた。
聖女のような義妹の微笑みを前に、私の中の「魔女」も退散した。
私が義妹を休ませている間に、汚れたソファと床を拭いた。
蒸せるような汚臭さえも、不快に思わなかった。
今夜の主役であるサンタ(弟)は、配達の仕事が遅くなると言うので、義妹と姪と三人で入浴して、サンタの衣装に着替え、主役抜きでパーティーを始めた。
料理上手な義妹の料理は、更に進化していた。
義姉の欲目かな?(笑)
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