潮を吹いたのが余程恥ずかしかったらしい妹は、かなりのダメージを受けた様子だった。
「オシッコじゃん...」と呟いたきり、言葉を発することなく両手で顔を覆ったまま俺に抱きしめられていた。
「オシッコじゃなくて、ほぼオシッコだから大丈夫だって」
「違いがわからないよ」
「みんなこうなるんだから落ち込むなよ、しかも仮にオシッコだとしても見たの俺だよ?お前のオネショ何回見たと思ってんだよ」
「兄ちゃんの馬鹿ぁ...」
背中を向けてしまった妹を見て、本気で泣かしてしまったかと思いながら、いつも「兄ちゃんの馬鹿ぁ」と言って泣いてた子供の頃の姿を思い出していた。
そして妹が望んでいた前戯を一通りやり尽くしたことで、達成感に浸っていた。
たぶん妹も満足しただろう、この様子じゃ懲りてるかな、なんて考えながら、妹の潮で半分濡れたシーツを掛けて頭を撫でた。
「あ、ごめん...嫌だ」
慌てて振り返った妹が何を言っているのか理解できなかった。
「違うの、恥ずかしかったのと、兄ちゃんに汚いって思われてたらどうしようって...でも気持ちよかった」
「汚いなんて思わないよ、てか疲れたろ?」
「嫌だ...」
「なにが?」
「まだ終わってないもん...」
「でも前戯ってこんな感じだよ?」
一番最初のキスから軽く1時間は経っていたし、既に俺の引き出しは空になっていた。
妹の様子から何を言おうとしているかは察していたが、ここにきてまた俺は葛藤していたわけだ。
「じゃ...次は私が...気持ちよくする」
「いや、俺はいいよ」
「嫌だ...する」
「お前フェラ好きじゃないんだろ?」
「兄ちゃんのはいいの...てか私だけ全裸で色んなところ見られて、兄ちゃんだけパンツ穿いてるとかズルくない?」
「見たいの?」
「やっぱりこんな妹気持ち悪いよね...でもこうなったの兄ちゃんのせいじゃん...」
「わかったから泣くなよ、気持ち悪いくないから」
正直なところ俺はフェラされるのが好きじゃない。
相手が誰であれ、フェラされるのが好きじゃない。
どんな顔でどこを見てればいいかわからないし、一方的にやられてる感じも好きじゃない。
なんなら射精したい欲もそれほど強い方ではないから、射精の為のセックスにも興味がない。
ただ指や舌で相手に触れ、味や匂いや感触を感じて相手の反応を見てる方が楽しい。
妹はうつ伏せた上体を両肘で起こし、俺の顔を覗き込んでいた。
「いい?」
「うん」
「じゃ、じゃパンツ脱いで...」
「パンツ脱がすところ含めてフェラなんだよ」
「そうなの?でも、そうか...そうだよね、わかった」
いったい何をどうして納得したのか謎だったが、俺はまた間違った知識を植え付けていた。
妹に顔を覗き込まれた状態でパンツ脱いでと言われ、素直に脱げる男は相当な鬼畜だろう。
ようは、恥ずかしがってるのを妹に悟られまいと適当なことを言っただけだ。
普段人前でチンポを出すことになんの抵抗もないんだが、純粋馬鹿真面目な妹に見られるのは恥ずかしかった。
俺が兄の威厳を保つ為、ひっしになっている間に、妹は仰向けになってる俺の脚の間にチョコンと座りパンツに手をかけていた。
なにを思っているかはわからないが、視線が股間に釘付けになっていることだけはわかった。
やめて、恥ずかしいからそんなにジッと見ないで、などと心の中の乙女がどんなに叫ぼうと、その叫びが聞こえるわけもなく、ゆっくりとパンツがずらされていった。
チンポが拝めればいいのか、太股に留まったパンツがなんともシュールな光景だ。
泣かれて以降、勃起が治ってしまったチンポを弱々しく握った妹の手は凄い熱をおびていた。
あと数センチのところまで顔を近づけて止まっている妹の吐息がチンポに伝わってくる。
しごくわけでも舌を伸ばすでもなく、至近距離でジッとチンポを見つめたまま固まってる妹の手の中で、俺のチンポも再び固まり始めていた。
シーンとした部屋に妹が口を開くヌチャッという音が響いた。
その音に自分でも焦るほどドキッとしていると、妹はおもむろにチンポを咥えこんだ。
一気にチンポの半分くらいまで咥えたかと思うと、唇に力を入れゆっくりと先端へと戻ってきた。
暫くの間、たまにチュパッと小さく音を鳴らしながら先端に吸い付いていたかと思うと、ペロッと舐めて口をモゴモゴさせながらチンポを見つめ、またペロッと舐めて口をモゴモゴと言った具合で、まるで小動物を見てるようなホッコリした気分になった。
ホッコリしつつ、そんな真顔でなにを確認してんだよ、などと恥ずかしくなっていると、妹はチンポを咥え顔を前後させはじめた。
決して上手とは言えない、なんならたまに歯が当たって痛いくらいだが、懸命ににフェラを続ける妹の顔を見てると凄く満たされた気分になっていた。
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