離婚をして実家に戻って来て、しばらくしてからパート勤めを始めていた姉。娘のために、15時には切り上げる仕事のようでした。
なので、僕が仕事から帰ると姉はいつも家に居て、娘の世話や家事の手伝いをしていた。そんな姿しか、僕は見たことがなかったのです。
【大事件勃発】
仕事を終え、家に帰っていた僕。姉の姿はなく、『少しお出掛けでもしたのだろう。』と、あまり深く考えてもいなかった。
一通り済ませた僕は部屋に行き、自分の時間を過ごしていた。少し、ウトウトしたかも知れない。一階での物音に、僕の目は覚めていくのでした。
玄関の扉が開いた。『きっと、姉が帰って来たんだ。』と僕は思った。母が玄関に向かった。姉を出迎えに行ったのだ。母と姉が居間に入った。
物音だけだが、もう聞きなれたものです。いつもと変わらぬ光景だった、ここまでは。
居間に入った途端に聞こえてきたのは、姉の泣き声だった。泣きながら、母に謝るように何か話をしている。これは普通ではない。
僕は聞き耳をたて、僅かに聞こえてくる二人の会話を聞こうとしてしまう。
『私が悪いのぉ~!全部、私が悪いのぉ~!』と号泣をした姉が叫んでいた。『大丈夫~!大丈夫だから~。』と母はすぐに慰めている。
『私がいかんの~。私がいかんのぉぉ~!』とそれでも姉の号泣はおさまらない。更に、『ごめんなさい~!言えんのぉ~!』と姉は叫んでいた。
しばらく、このような断片的な会話が聞こえていたのである。
場が静まった。おかげで、母と姉の会話は僕の耳には届かなくなります。話を終え、階段を上がってくる姉の足音は、そのまま姉の部屋に向かって行きました。
代わるように部屋を出た僕。居間にいた母に、『姉ちゃん、なんかあった~?』と聞くが、母は話を濁して、真相は語らなかった。
姉の恵子、2度目の妊娠。もちろん、相手は姉と性交を交わしてはいない僕ではない。姉は、それを伏せたため、母は今でもそれが誰なのかは知らない。
きっと、姉がそれを打ち明けたのは僕にだけだと思う。相手は、パート仲間の17歳の男の子だったそうだ。
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