高校時代にお互いに思いを寄せながら、先へ踏み出せなかった彼女から
から40年ぶりに挨拶状が届きました。連れ添った夫を2ケ月前に癌
癌で亡くし、自分も公務員を定年退職して、これからの余生を自分の
の好きなことをして過ごしたいという内容です。
何回かメールを交換しているうちに是非お会いしたいということに
なって、ゴルフと温泉へ誘いました。お互いに十年近くもレスの状
態なので、高校時代の思い出など楽しい夕食のあと、2組の布団で別々
別々に寝ました。
ところが夜半に雷鳴が轟き大荒れの天気になりました。彼女は怖がって
がって私の布団へ入ってきました。雷鳴の度毎に私にしがみついて
くるので、次第にあやしい雰囲気になってきて、彼女の顔を起こし
てキスをしました。手は自然に胸をまさぐります。彼女の方からも舌
舌をからめるキスを求めてきます。お互いに浴衣を脱ぎだしたとき
には、もう止まりませんでした。
「いいの?」と囁くと「うん」というしぐさをしたあと、「もう随
分していないから心配なの。やさしくしてね」という。
何回かタッチしている間に潤いが増し、ぎこちなく握ってくれてい
る私のものも屹立してきました。
彼女の両足の間に腰を入れて、玉門の亀頭を合わせます。必死でこ
らえている彼女の苦しそうな顔が可哀そうになって、
「痛かったらやめようか?」と訊くと、「いいの、このままじっと
していて」と堪えてくれています。憧れの彼女と合体できた喜びを
かみしめながらスローセックスを味わっていました。
次第に彼女の両太腿が私の腰を締め付けるようになってきて、
「何だか変よ、少し気持ちいいみたい、もっと強くしてもいいわ」と
と腰を前へ出してきます。
いつの間にか雷は遠のき、二人は夢中で40年間のブランクをむさ
ぼり合いました。
「私達、還暦の初夜だったのね」と彼女は私の胸に顔を付けていま
した。
「うん、でもこの先は老いていく道しかありませんから、わかりま
せんが、一日一日を大事にしていきましょう」
それから3年後、彼女に初期の認知症が診断され、入院させました
という手紙を息子さんからいただきました。
見舞いに行っても、「どちら様でしょうか?」と言われそうで、躊
躇しているところです。
※元投稿はこちら >>