父親は技術者で責任ある立場にある様だが、そのせいでアチコチの現場から修理の依頼がありしょっちゅう出張をしている。
去年暮れからも出張しており年末年始帰れないとの事。
元旦から母と二人きり。母は用意した御節料理を「こんなに大きく無くても良かったね」と言い自分に「一杯食べて協力してね」と言った。
昼過ぎから母とサシ飲み。
母は結構呑み結構酔ってきたように見えた。
「でも今年は良かった」
〚なにが?〛
「貴方が居てくれたから寂しくないわ」
〚いつも親父、居ない日が多いもね〛
「盆、暮れ、年始はメーカーが休みで機械の修理が出来ないって、いつも呼ばれてるって言ってた」
〚でも本当に出張、別に女が居るって事は無いの?〛
「多分、そっちは大丈夫だと思うわ」
〚でも、わからないよ親父も男だから〛
少し間があき自分をじっと見詰めてた母が
「最近はお父さん、あっちは全然ダメだから」
〚あっちって?〛
「ふぅ~酔ったかな?息子にこんな事言うなんて」
〚だから何?〛
「お父さん全然勃たないの」
〚えっ?親父インポなの?〛
「そうなの」
〚そっか、親父も大変だな〛
「うん」
〚親父もだけど母さんは大丈夫なの?〛
「なにが?」
〚なにがって、母さんの女は終わってるの?〛
母が驚いた顔をして
「親に何言ってるの」少し怒った口調になった
〚イヤイヤ、母さんから言い出した話しだよ〛
「そうだよね、ごめん」
〚嫌ならこの話、終わりにしよっか〛
「嫌じゃないけどチョットビックリした。母さんだってまだ女だよ」
〚へぇ~、じゃあ母さんは誰かと浮気してるの〛
お互いに酔って無ければ話せない会話になってきた
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