次の朝です。
主人はまだベットでした。
息子は朝食に起きて来ました。
「おはよう。今トースト焼くから、2枚ね。」
「母さん、昨日、父さんに僕の子供が欲しいって言ってたよね。」
「あなた、また盗み聞きしてたの?」
「それ、どうゆうこと?」
「嘘よ、父さんに言わされたの。父さん、昔からそんな趣味あるの。」
「生でしてるって。」
「した事ないでしょ。みんな嘘なんだから、全部わすれなさい。
それより玉子焼き出来たから、先食べて。」
「でも、嘘に聞こえなかったけどなあ。」
「くどいわ、怒るわよ、早く食べなさい。」
「ねえ、母さん、生で1回しない?」
「何言い出すの、ダメに決まってるでしょ。」
「1回でいいからさ。」
「ダメ、」
「ケチだな。」
「だったら、僕の子供が欲しいって言って。」
「嫌よ。」
「父さんに言って、僕には言ってくれないの?」
あの子、また嫉妬してます。
「嘘なんだろ、だったらいいだろ。」
「嘘って言っても、そんなの恥ずかしくて言えないわ。」
「父さんみたいに、やってる時がいいよ、興奮するじゃない。」
あの子、主人に負けたくないんです。
「わかったから、覚えていたらね。さあ、早く、パンも焼けたわ。」
「生がいいっていうのも。」
「わかった、言ってあげるから。絶対ゴムは付けるのよ。」
「わかったよ。」
その日は休日でしたが、主人は仕事でした。
見送った後、洗濯物を済ませ、廊下を掃除機あててる途中、
私、息子の部屋へ呼ばれました。
息子、欲しくなったら、私の都合なんて、お構いなしです。
「ねえ、まだなの、母さんもう限界、早くいって。」
「母さん、約束、約束のを言ってよ。」
「え?約束って?」
あの子、やっぱり言い出しました、あの恥ずかしい約束。
「覚えてるんだろ、言わないと、やめちゃうよ。」
「わかった、わかったから、言うから。…子供…子供欲しい…」
「聞こえないよ。父さんにはもっとはっきり言ってたよね。やめるよ。」
「言う、言うから。子供、ひろしの子供欲しい。」
私、嘘でも息子になんて事を。
「そうなんだね、母さん、僕の子供欲しいんだね。だったら、生でするね。」
「ダメ、それはダメ、」
「ダメじゃないよ母さん、父さんに言ったようにする約束だよ。」
「ごめんね、そうだったわね。」
私、つい本気になっちゃって。演技しなくちゃいけないのに。
「母さん、生で入れるね。」
「入れて、ひろし、母さんの中にいっぱいだして、あなたの子供欲しいの。」
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