3時に旅館に戻りました。
部屋は、最上階の角部屋です。
「凄い広い部屋だね、眺めもいいし、こんなの初めてだ。ねえ、母さん見て、ここにも部屋があるよ。」
「夏子、いつもこんな部屋に?」
「そう言われれば、そうかも、」
学生の頃、夏子と私、ひなびた温泉宿巡りが、趣味だったのに。
チャイムが鳴りました。仲居さんが挨拶に。
着物姿で少し年上の方が。
「そうですか、京都から。息子さんと、お友達、三人で。」
「変わった組み合わせでしょ?」
「いいえ、変わっているなんて。」
「母さん、おばさんと奥の部屋に行ってくる。」
「ちょっと、今お茶入れてもらってるのに。」
「終わってから、おばさんともらうから。」
息子、夏子の手を掴み、半分強引に、奥にある和室へ。
「ごめんなさい、終わってからって。ゲーム、対戦ゲームが好きで、二人。」
「息子さんとお友達、仲がいいんですね。」
「そうなんです。どこ行っても、あんな感じで。」
すると、襖の向こうから、いきなり、肉をたたく音が、
仲居さん、気づかないふりしながらお茶を。でも、顔がこわばってきて。
「あの、すみません、後は私がしますので、これ、少ないですけど、」
仲居さん、心付け渡すと、
急に表情が戻り、何も言わず部屋を出ていきました。
奥からは肉をたたく音が、
止みません。私も、聞こえないふりを。
その時です。スマホの着信音が。主人からです。
「ごめん、今、旅館着いたとこ。違う、電話しようと思ってたの。ええ、いい部屋よ。夏子?いるわよ。
でも、今ちょっと、用事してて。」
「浮気?何なの急に、私を疑ってるの?直ぐ夏子に?
でも…わかった、代わる、代わるから。」
私、電話を保留します。
主人、私の浮気を疑ってます。夏子の声聞くまで、信用しないって。
奥の部屋。まだ音は続いてました。
仕方ありません、私、恐る恐る襖を開けます。
そこには、やはり繋がった二人が、
畳に手を着き、四つん這いの夏子が、大きくお尻を上げ、それを後ろから息子が、
「なんだよ母さん、そんなに気になったの?」
「違う、父さんから電話なの。夏子に代わてって。」
「だめにきまってるじゃん。見たらわかるだろ。」
「父さん、浮気疑ってるの。すぐに代われって、
ねえ、お願い、夏子を許してあげて。」
「だから、今いいとこなんだから、後にしてって。」
「わかった。」
私、二人の前でスカートと下着を脱ぎました。そして、四つん這いになり、息子にお尻を向けます。
「ねえ、お願い、こっちに入れて、だったら、いいでしょ。」
「わかったよ、でも、このまま着けずに入れるよ。」
「今日はいい、だから。」
息子、夏子から抜くと、
夏子がいっぱい着いた暖かい物を、後ろから、
「夏子、お願い、テーブルの上、スマホ、主人、待ってる、お願い。」
夏子、裸のまま部屋を出ると、襖を閉めます。
すると、いっそう深く私の中に息子が、
これも、浮気と言うのでしょうか。
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