土曜日朝です。
息子が家を出た後、少し間を開けて私も。
主人には、夏子と温泉に行くと言いました。
夏子の旅行友達が、急に行けなくなって、代わりに私が。
でも、高級旅館とは言ってません。うちも夏子の旦那さんくらい給料あったら、そんな気を使わなくていいんですが。
角を曲がったところに、息子が待ってました。一緒に京都駅迄タクシーに乗ります。
「母さん、僕、朝起きてから、ずっと嬉しくて。」
「そうね、久しぶりの旅行だものね。父さんと最後に行ったの、確か三年前かしら。」
運転手さん、きっと親子二人で旅行と。
その時、息子、座席の間に置いてた私の手を握りました。
息子、よほど嬉しいんでしょう。私も握り返します。
「今日何しようかと思ったら、想像するだけで、興奮しちゃて。」
「そ、そうなの、興奮って、ちょっと、言い過ぎと思うけど。」
すると、息子、握っていた私の手を自分の硬くなった物の上に。
息子のデニムパンツ、はち切れそうになってました。
「母さん、わかるだろ、僕の気持ち。」
「わ、わかるけど。」
私、運転手さんから見えないかとルームミラーを見ます。
そしたら、息子、ジャケットを脱ぎ、その上に。
そして、ファスナーを下げ、私の手をその中に入れます。
濡れたブリーフ越しに息子の硬いものが。
「もうすぐ京都駅着くわね。」
でも、息子、気にしません。
もっと触るように、私の腕を引きます。
私、仕方なく、ブリーフの中に手を。
息子の濡れた大きい物を直に掴みました。
でも、息子、握ってるだけでは、満足しなくって。私の腕を何度も引きます。
でも、こんなところでいってしまったら、後、大変なことに。
私、運転手さんに、聞こえないように、耳元で、
「電車、着くまで長いのよ、ここは我慢して、後はゆっくり電車の中で。」
そうだね。
息子、納得してくれて、私が手を抜くと、大きいまま、無理やりファスナーを上げました。
間もなくタクシーは、京都駅に。
中央口に夏子、青いワンピース姿で待ってました。
夏子、私を見て驚きます。
「ごめん、夏子、私、一緒にきちゃった。」
「え、でも、」
「大丈夫、旅館も、切符も勝手に手配したから。」
私、自分の切符を息子に渡します。
「ごめんね、別々だけどあなたのはこれね。」
「やだよ、僕おばさんの隣だよ。」
「夏子の隣、私に決まってるでしょ。嫌なら、夏子と二人で行くから。」
芦原温泉に行く特急は中央口入ったところから出発します。
ふて腐れた息子と、無言の夏子の、私達三人は、芦原温泉に向かう特急電車に乗車したのです。
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