2007年4月26日。
部活が終わるとダッシュで学校近くのマンションの駐輪場へ。
学校の日はそこに停めさせて頂いてる原付きで帰宅して、シャワーを浴びるとコエダに。
週に2~3回、5人分の夕食のおかずを作ってもらっており、その日のメニューは「鶏のからあげ」でした。
最低でも週に1回は御礼のためにエリカさんが受け取りに行きますが、この日は僕が受け取りに。
大きめのタッパ2個にたんまり入った「鶏のからあげ」を持ってエリカさん宅へと向かいました。
エリカさん宅に着いてチャイムを押すと、普段ならほとんどはサキかアヤなんですが、この日は珍しくユイがお出迎えしてくれて。
部屋に入るとサキの前でエリカさんが泣いていました。
僕「どうしたの?」
エリカ「………情けなくて」
事情を訊くと、サキが最近、ちょっと自分の家(徒歩10秒ほど)に行くと言って出ていき数分後に戻って来るという事が増えたと。
サキのその行動は僕も少し前から何となく気づいていましたが、まぁ何か用事などを思い出したんだろうなぁくらいにしか思ってませんでした。
その夜、エリカさんはサキが玄関を出た後すぐくらいに静かに玄関ドアを開けましたが、すぐそこに見えてるサキの家の玄関にサキが入っていった様子が無かったと。
少し不安にもなってサキを捜索すべく裏のほうにもまわってみると、当時はエリカさん宅のすぐ裏には会社だか店舗だかがあり高いコンクリートの塀があったんですが、その塀とエリカさん宅の50センチほどの隙間で、壁にもたれて立ったままオナニーをしているサキを発見したと。
エリカさんはそれを見て、何て可哀想なんだと思ったんだそうです。
サキは5人きょうだいで両親共います。
つまり、エリカさん宅と同じ2Kの間取りに一家7人が暮らしているという事なんです。
それもあってサキは同じ歳で幼稚園の頃から大の仲良しのユイの家で過ごす事が多く、寝泊まりもしていると。
エリカ「サキの両親も私も、子供たちに自分の部屋を与えてあげられないから、こんな子供にあんな場所でオナニーさせることになってて、本当に情けないよ」
エリカさんはまた泣き出してしまいました。
僕もサキが無事発見された場所を見に行ったんですが、中学生になったばかりの女の子が人目を避けるために仕方なくこんな場所でオナニーしていたかと思うと、確かに胸が痛みます。
しばらくするとアヤも帰って来て、やはり
「どうしたの?」
という事になり、僕から事情を説明しました。
エリカ「これはサキだけの問題じゃなくて、アヤもユイも家で1人になりたい時もあるだろうし、ホントごめん。
どうしても自分の部屋が欲しかったら言って、考えるから」
アヤ「ぶっちゃけ、ママのことあんまり好きじゃない時期もあったりして自分の部屋が欲しいと思った時もあったけど、今のママは大好きだし、もし自分の部屋があってもどうせ寝るだけになるかも。
ユイは? 部屋欲しい?」
ユイ「アヤちゃんと同じで、自分の部屋があっても寂しくてずっとみんなが居るとこにいると思うな。
マッケン君のおかげでママがスゴイ笑うようになったから、みんなといるとホント楽しいもん」
………マッケン君のおかげで………楽しい………
ユイは完全に僕に引いてると思ってましたし、実際に僕の事を避けてる感じがあったので、このユイの言葉は本当に胸に染みました。
アヤ「あれ? なんかマッケン君まで泣いてるし。
どうした?」
僕「俺の事を避けてると思ってたユイが、俺のおかげで楽しいって言うから………」
アヤ「ユイがマッケン君の事を避けてたとしたら、それは多分照れてるんだよ。
ねえ? 違う? ユイ」
ユイ「………照れてるって言うか、マッケン君のオチンチン見たり射精見たりしてるのに、普通にマッケン君と喋れてるアヤちゃんとサキのほうがおかしいんだって」
僕「俺のこと嫌いじゃないの?」
ユイ「嫌いなわけないじゃん。
スゴイ変態な人だとは思ってるけど、好きだよ」
また泣けてきました。
そんな僕を見てエリカさんもまた泣いてしまって、なんかアヤも泣き出して、つられてユイもサキも、結局全員泣いてしまって。
俯瞰で見れば「何なんだこの状況は」なんでしょうが、なんか泣けましたね。
ただ、みんなで泣いたからって何も解決しません、サキが気兼ねなくオナニーできる場所を考えなければなりません。
考える前に晩御飯を食べようと言うことになり、この時のメニューが「みんな大好き・鶏のからあげ」だった事は一生忘れません。
食後まず候補にあがったのはエリカさんの車の中でしたが、「それ家の外じゃん、誰かに覗かれるかもしれないじゃん」で却下。
他に候補にあがったのはエリカさんの部屋でした。
エリカさんと僕がエロい事してる時と同じように、襖を閉めてオナニーしてもらおうと。
僕「アヤもそれで良い?」
アヤ「ん? どういう意味で訊いてる?」
僕「アヤもその方法なら気兼ねなくオナニーできますか? って事でしょうが」
アヤ「………私はママの部屋ではやらないけど、もしやったとしたら、襖を開けられたらどうしようって気になっちゃいそう」
エリカ「じゃあ誰かが私の部屋を使用中の時は絶対に襖を開けないっていうルールにしよう」
アヤ「………マッケン君がルール守らなそうなんだけど」
僕「アヤは一応、襖のほうに足を向けてオナニーしないほうが良いよ、ご期待に応えて襖を開けるかもしれないから。
じゃあ取りあえずエリカさんの部屋でって事でやってみましょうよ。
………なんか御飯の前は言いにくい雰囲気だったし、取りあえず気兼ねなくオナニーできる方法を思いつくまで我慢しようと思ってて、今日ここ来てまだ1回も射精できてないからさ、そろそろエリカさんと2人きりにさせてもらっても良いかなぁ?」
アヤ「はいはい、どうぞどうぞ」
今夜いっぱい泣いてしまったエリカさんに容赦なく愛撫&ファックして、ようやく落ち着きました。
エリカ「サキの前では言いにくかったんだけど、夜の仕事してる頃にコツコツ貯金してたから実はそれなりにお金はあって、アヤやユイに部屋を与えてあげられるとこに引っ越す事は全然可能なんだけどね。
でも、今はすぐ目の前だからサキもずっとウチに居られるけど、引っ越しちゃうとサキが今みたいには来れなくなっちゃうから………」
またまた泣いてしまったエリカさんを、エロい気持ち無くギュ~ッと抱きしめました。
この時から僕のエリカさん好き度が完全にMAXになりましたね。
オナニーの件については、取りあえず当分は「発情したら宣言してエリカさんの部屋に入り襖を閉めてオナニーする」方式でいく事に決まり、この方式を決めた今日が「4月26日」だったので、年号ではありませんが、アヤとユイとサキにはこの日の覚え方は「信じろ(426)、オナニー中は襖を開けない」だと言って聞かせました。
その後、やはりアヤが襖を開けられる事を異様に気にしたので、エリカさんの部屋の押し入れの上の段を片付け、そこをオナニー用のスペースにする事により、襖と押し入れの戸のダブル目隠しで誰もが安心してオナニーできるようになりました。
そのスペースが利用可能になったのが「5月14日」だった事から、覚え方は「恋しい(514)あの人を想ってオナニー」に。
ここで、高校1年の時と同様に、2年の最初の頃に特に仲良くなった5人を紹介します。
女子高生数十人中に1人居るか居ないかの美少女「梨本アンナ(仮名)」
女子高生数十人中に1人居るか居ないかのスカート丈の短さ「磯野ワカナ(仮名)」
人気ヤンキー漫画に思いっきり影響されてる「高橋ヒロキ(仮名)」
武道系の部活+道場通いのくせに僕並みに射精依存の「本宮ムサシ(仮名)」
近い将来、僕を差し置いてアンナに選ばれる男「正木ソウタ(仮名)」
夏休み中にアンナがソウタに告白し、2人は付き合う事に。
意外とショックが大きかった僕は、青春を謳歌する時間を増やす為に退部届を顧問に叩きつけました。
止める顧問、止まらない僕、まだ止めようとする顧問、絶対に止まらない僕、諦める顧問、青春を謳歌する僕。
2007年9月、ラブラブ臭プンプンのアンナとソウタが抜けて僕らは仲良し4人組になり、次のステージへ。
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