ふたりで落ち合った駅に降り立つ。
旅の終焉、別れの場だ。
名残惜しさから俺は言葉少なくなっていた。
おそらく母もそんな感じだったのだが、普段から明るい母は何か会話を持たせようとする。
「ねぇ聞いてよ、さっき電車の中で痴漢がいたの!」
冗談混じりに笑う母。
「何されたの?」
「私のアソコをずっと触ってた」
「抵抗しなかったの? 気持ちよくなってたんじゃないの?」
「逃がしてくれないんだもの…」
このまま別れれば、お互い20時頃にはそれぞれの自宅に着いていただろう。
つまり電車の時間をずらせば、もう一度母を抱ける。
「やりたくなったの?」
母の耳元で囁く。
「だって… あんなにされたら…」
やりたいのは俺も同じだった。
いや、寧ろ俺の方がその気持ちが強かった筈だ。
それからすぐに駅周辺のホテルを探した。
幸い歩いて行ける距離でラブホが見つかり、近親歳の差カップルは足早にホテルへと消えて行く。
部屋に入るなり、即座に母の服を剥ぎ取る。
ボディスーツ形状のスケスケランジェリーを纏った熟女。
ふたりはシャワーを浴びることなく求め合い、別れを惜しむかのごとく互いのカラダを貪り合った。
ベッドに仰向けに寝る俺の上に母が跨ってくる。
着衣のまま、自らの手で布地と秘裂を広げ、垂直に勃起した息子のモノを迎え入れる。
先っぽがねじ込まれると母は感嘆の溜息を漏らし、重力に任せその身を沈めていく。
俺は阿吽の呼吸で立膝を立てると、母は後ろ手にそれを支えにする。
俺からはふたりの結合部が丸見えだ。
母は目を閉じ、天を仰いでセックスに没頭していた。
ガニ股で腰を上下し、俺に見せつけるかのように動く。
始めはゆっくりとしたストロークで。
次第に腰を密着し、激しく速いテンポでカラダを揺さぶる。
母の白くふくよかな肌と黒い下着とのコントラストが本当に美しく妖艶だった。
母を抱き寄せ、俺も下から激しく腰を打ちつける。
何度も対位を入れ替えては、深く深く母と交わった。
あの時の俺と母は本当に狂っていたのかも知れない。
最後はマンぐりに近い状態の母に、上から怒張を突き立てる。
大柄な母のボディが俺の下で小さく折り畳まれ、長い四肢が俺のカラダに絡みつく。
この旅最後の種付けプレスで、精液が母の中へと注ぎ込まれた。
「アゥゥ、アゥゥッ! ハルの子供…」
入室から約2時間後、我々はそれぞれの帰路に着いた。
私の人生に於いても、これほど性にまみれた旅行はこの一度きりだった。
普通の家庭や親子関係からは理解し難いことだと思う。
だが私は今もあの時のことを思い出しては、自慰に耽ることがある。
今も母は決してかつての関係を口には出さないが、忘れてはいないだろう。
忘れたくても忘れることはできないはずだ。
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