翌日は明石海峡大橋を見て有馬温泉に至るバス旅だった。
母は窓際の席でぼんやりと外を眺めている。俺は母の横顔を見てる
うちに、激しい嫌悪感と背徳感に襲われはじめた。5年前の母はま
だ若く
小ぶりとは言え乳房にも張りがあった。肌も艶と張りがあった。昨
夜の母の身体には張りもなく、目じり口元には小さな小皺もある。
やはり中年女性の体であり、まごう事無く母の身体だった。5年前
は欲望に任せて若い女体を貪っただけだった、昨夜は実の母親を犯
してしまったという自責の念が襲ってきたのであろう。
大変な過ちを犯してしまったとおもった。ところがである・・・
夕刻有馬温泉に到着するころにはそんな自責の念は消え失せ、逆に
背徳感が俺の欲情をより一層増幅させているようだった。
母を抱きたくて仕方ない。いや、母をを犯したい・・・・
隣の母の膝に手を置くと母こちらを向いて微笑んだ。母も同じ気持
ちなのだ。俺はそう察した。
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