酒焼けしたような声で返事があり、ドアが開くと写真で見た女性の顔
顔でした。もっと崩れた感じを予想していたのですが、意外にこ
ざっぱりした感じでほっとして部屋に入りました。
母の話によると、私の父は高校時代の恋人だったようで、若くして妊娠
妊娠した母を捨てたそうです。社会人にもなっていないのですか
ら、怖くなって捨てたということなのでしょうね。母の両親は厳格な
な人たちのようで、娘が子供を産んだ時点で勘当。元々子供に愛着もなかった
もなかった母が育児放棄に走り、私を手放したのは自然の流れだっ
たのでしょう。会って最初に切り出された言葉「私を恨んでるんだ
ろうけど、仕方なかったのよ。私だって産みたくて産んだわけじゃ
ないから」というのに、そういう思いが強く感じられたし。
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