考えて考えての手紙よりも、ポップなLINEはずっと楽。それに母から、『(気持ちを)書いて送って来い。』と言われてます。
そんな気持ちで初めて送ったのは、『こんばんわ。』。いま考えれば、バカです。
しかし、これをきっかけに家庭内での母とのLINE会話が始まりました。
母は54歳ですが、気は若い。LINEどころか、ゲームアプリもガンガンやっている。
文字を打つ速さなど僕とは比べものにならず、スマホを使いこなしているんです。
『こんばんわ。』。これは母の最初の返信。スタンプも何もないシンプルなもの。
『僕って脈あり?』にも、『あるわけない。』と返して来ます。
しかし、バカなやり取りが続くうちに、返ってくる文字も柔らかいものになって来るのです。
あるやりとり。
『デートとか誘ったら、来たりする?』
『行く。』
『ほんとに?』
『やっぱりいかん。』
LINE慣れしている母らしい。
そして、女性の話になると、『彼女作れ。彼女作れ。彼女作れ。』でした。
そんなやりとりが3ヶ月程続いた頃、『行く。』とまた返信があった。
その後の『やっぱりいかん。』の返信はなかった。母曰く、『(LINEを長く続けた)お礼。』だと言う。
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