部屋の中では、無言のままにその準備をしていました。
セーターや上着が取られると、グレーのスリップ姿の母が現れます。
その肌着を見ただけで、僕は緊張に包まれてしまいました。
同じ下着姿となった僕に、『準備出来たー?さぶぅー。』と言って、緊張をほぐしてくれるのです。
母は僕の手を取った。掴んだまま、ベッドへと引っ張って行ってくれる。
スリップ姿の母の後ろ姿。首は細く、鎖骨はくっきりと浮かび上がっていた。
それだけではない。手も足も、そしてそのスタイルも、全てが細すぎるのだ。
先に僕をベッドに寝かせると、母は一緒に布団にくるまれた。
最初に発したのは、『さぶぅー。寒すぎるー。』。確かにエアコンはまだ効いてはいない。
そんな中、母は語り始めた。
『どんな気持ちー?』
『なにー?』
『言ってみて?お母さんと一緒って、どんな気持ち?』
『気持ちいい方かなぁー?』
『私、言ってあげようかー?ドキドキしてるわー。』
『ほんとに?』
『ほんとよー。嘘、言わへん。タカとこうなれて、ほんとドキドキしてるわー。』
意外、母は冷静を装っていただけだったとは。
母は一度、布団から出ました。立ち上がって、カーテンを閉めてしまいます。
布団に戻ると今度は照明を消し、お互いの顔が見えにくいほどに部屋を暗くされました。
そして、『あんまり時間ないよ?』の母の言葉で、初めてのセックスが始まったんです。
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