母の旅行カバンの最深層。そこには小さなバッグが入っていました。
開くと派手な色が見えます。母の下着でした。普通の下着とは違う、別の下着がそこに入っていたのです。
原色に近い、赤と黒。ラメの効いたパープル。どちらも柄が入ったもの。
母はちゃんと勝負下着を用意してくれていたのです。
そして、カバンの中にはまだ何かあります。ハンドタオルのようなものです。
掴むとそこには何かがあり、そのタオルで包まれているようです。
タオルを開くと、そこにはカラフルで棒状をしたものが出てきます。
生まれて初めて目にする、「バイブレーター」だったのです。
「お母さん、本気か!?」
持って来てくれた嬉しさよりも、母がこんなものを持っているという事実に驚きます。
持っているということは、使用したことがあるということ。
このオモチャは、母のオマンコの中に入れられたことがあるということです。
1時間ほどして、母が帰って来ました。一番に「いいお湯やったぁー。」と僕に告げます。
「マサくんも入っておいでー?温まるからー。」と言われましたが、僕はもう済ませました。
母は大浴場でのことを話し始め、参加者の誰かと仲良く一緒だったそうです。
それを楽しそうに話す母を見て、「連れてきて良かったー。」と感じます。
「お土産買いに行こうー!」、母が財布を持ち、立ち上がりました。僕も連れて部屋を出ます。
1階の土産物コーナーに行くと、社員の姿も見えます。考えていることは同じなようです。
お互いに同伴者を連れているため、顔を会わせても会釈をする程度です。
お決まりの「白い恋人」に手を出した僕を見て、「そんなのどこでも売ってるわよー!」と叱られます。
「ここでしか買えないもの、買えないもの。」と探す母に、「それって、なにー?」と聞いてみます。
「私が知ってるはずないでしょー!」
母らしい返事でした。それでも数個の土産物を買った僕たちは、部屋へと戻るのです。
部屋に帰ると、「マサくんの中、入るー?」と聞いて来ます。母のカバンにはスペースはないようです。
「うん。入れておこうか?」と言って受け取り、カバンの中へと詰め込む僕。
「あんなものを入れてるから、土産物が入らないんだわ。。。」
そう思いながら、さっき見たバイブレーターがちらつきます。
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