『なにを頼んだのぉー?。。なによぉー?。。』
マッサージ機に寝ている母が、頭だけをコクリと起こして僕に聞いてきました。
『マッサージのオイル。。』と答えると、母が呆れたような顔を見せます。
もう、僕が何をするつもりなのかなどバレているのです。
『アホらしー。。』、そう言って立ち上がった母は、バスセットを手に取ります。
『ほらぁー、お風呂行くよぉー。。』
そう僕に声を掛け、一人で風呂場へと歩き始めるのでした。
母は洗面器にお湯を取り、僕の身体へと掛けてくれました。小さな手を使って、肌を潤してくれます。
僕が終わると、今度は自分の番。待ってる僕に、『先、入りなよ。。』と声を掛けてくれるのです。
しかし、いつもと違って、動かない僕に母は違和感を覚えたと思います。
母の肌が全身潤った瞬間、僕は『お母さんっ!』と言って、その肌を抱き締めてしまうのです。
自分でも驚きました。まだなにもしてないのに、『ハァハァ。。』と息が荒いのです。
唇を重ねられた母も、『マサフミ。。ちょっとだけ落ち着き。。』と声を掛けたほど。
『お母さんの身体は溜まっている。』などとよく言えたものです。
本当に溜まっているのは、僕の方だったのです。
母の小さな身体を風呂場の壁へと押し込み、キスはとても深いものとなります。
小さな身体を抱き締めている手にも余計に力が入ってしまい、母の身体が崩れ始めました。
『マサフミ。。お母さん、立ってられない。。ちょっと、落ち着きなさい。。』
床へと座り始める母を、それでも離しはせず、上から覆い被さって行きます。
母は足を崩し、壁にもたれ掛かっていますが、唇だけは離しません。
『アァ。。好き。。お母さん、僕好き。。めちゃくちゃ好き。。』
そう自然と溢れてしまう言葉に、母もようやく覚悟を決めてくれるのでした。
母の手が僕の背中に回り、座ったままに僕を抱き締めてくれます。
『マサフミ。。マサフミの気持ち、全部ちょうだい。。お母さんに全部ちょうだい。。』
母はキツい体勢ながら、僕のキスも気持ちも全部、その小さな身体で受け止めてくれるのでした。
いつしか僕の気持ちが落ち着いた頃、二人のキスは、もう舌と舌しか舐め合ってはいません。
『アァ。。アァ。。』と言いながら、とにかく舌と舌を擦り付けるのです。
『落ち着いたぁー?。。お母さんは、マサフミの気持ち全部もらったよぉ~。。』
明るく言ってくれるその言葉に、僕の気持ちはやっと落ち着くのでした。
母は、ほんと僕をよく知っています。
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