食事を終えた頃、「じゃあ、お母さん。私、先に。、」と従姉の奈美さんが立ち上がります。
伯母さんは、「ありがと、ありがと。また明日よろしくー。」と娘を送り出します。
結局、伯母さんの家の家族構成も分からず、僕は奈美さんに手を振りました。
女性が一人で居なくなっただけでも、少しは落ち着いたのです。
レストランを出ると、再び僕達は伯母さんの家へと戻りました。
奥から人が出てくる気配もなく、伯母さん一人なのでしょうか?
「奈美さん、帰ったの?」
僕は母を通して、伯母さんに聞こえるように言ってみます。
「あの娘、中学生の子供がいるから。」と言われ、ここには住んではいないようです。
そして、母との会話を聞き、どうも恵子伯母さんはこの家に一人で住んでいるようです。
母よりも5歳上の60歳。再婚はあるのでしょうか?
お風呂が入れられました。「マサフミ?先に入り~。」と母に言われ、僕は風呂場へと向かいます。
湯船に浸かっても、身体を洗っても、所詮は他人の家。とても落ち着きません。
お風呂を出ると、今度は母が風呂場へと向かいました。ここで、気がつきます。
「やべっ!恵子伯母さんと二人じゃん。」、一気に緊張モード突入です。挙げ句に、母は長湯と来てます。
東京のテレビが流れるなか、伯母がフルーツを持って来ました。
「さぁ、召し上がれ~。」と言われ、僕は受け取ると、伯母さんはキッチンへと消えました。
僕もそうですが、伯母も少し気まずいのです。
しばらくして、伯母が戻って来ました。やはり、僕はお客なのです。
会話の中で、「マサくん、彼女はぁ~?」と聞かれました。
頭の中には、母の顔しか浮かびません。もちろん言えるはずもなく、「まだです。」と答えます。
「気まずい雰囲気。耐えられない。」、そう思った頃、伯母さんの会話は本格的に始まりました。
伯母も猫かぶってたんです。僕も合わせるように話をすると、これがなかなか楽しい女性。
更には、「お母さんの姉妹だもんなぁ~。」と思えると、僕の遠慮もなくなっていくのです。
風呂場から母が出てくると、「陽子さん~。この子、面白い子。。」とまで言われてしまうのでした。
そして、夜10時。伯母との会話も終わり、僕は一人寝室へと通されます。
そこには2人分の布団が並べられていて、もう一つは母用みたいです。
今日一日いろいろり過ぎて、興奮しているのでしょう。なかなか眠れません。僕は東京にいるのです。
結局12時を回った頃、母が部屋へとやって来ます。母はすぐに、「ゴメンねぇ。」と声を掛けて来ました。
気まずそうな顔をしていた僕を、母は今日一日見ていたのです。
母は布団に座ると、「チューして。。」と言って来ました。
僕は、「?」と思います。旅行中はセックス出来ないから、昨日はあんなに燃えたのです。
しかし欲望には勝てず、母と唇を重ねてしまいました。
「姉さん、今お風呂に入ったから。。」、そう言われ、火がつきかけますが、まあそれ以上は無理そうです。
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