長く掴まえていた母の身体を離すと、大きく開いていた足は閉じ、僕の身体へと倒れて来ます。
そして、身体をクルリと反転させて、僕の身体に抱きつくのです。
「気持ちよかったぁー。。ほんと、気持ちよかったぁー。。」
僕に抱きついたまま、母は何度も繰り返すようにそう言っていました。
気持ちの高揚でしょうか、訳もなく僕の身体に唇を押しつけてしまう母なのです。
約2時間半ぶりに、二人の身体に黒い礼服が着込まれました。
セックスした後にこんな堅苦しい服を着るのは、どこか面倒にも感じます。
母がヒールを履くのを待って、ドアノブに手を掛けます。ついに楽しかったラブホデートが終わるのです。
「お母さん。。」
そう言って、母に唇を寄せました。母は素直に唇を出し、僕に答えてくれます。
目を見ると、もう彼女の目です。彼女など居ない僕でもそれが分かるほど、母が女の目をしています。
手にいれた瞬間でした。僕は生まれて初めて、「彼女」を手にいれたことを実感するのです。
午後5時過ぎ。僕達は我が家へと戻りました。しかし、弟はともかく、いるはずの父も不在です。
パチンコにでも出掛けたのでしょうか?
母は買ってきた惣菜をテーブルに並べ、夕食の準備を始めます。今夜は手抜きの晩御飯なのです。
しかし、いつもなら簡単に終わるはずの準備ですが、この日だけはもう少しだけ時間が掛かりました。
「お母さん。。」
出来たばかりの彼女とのキスが、何度やっても飽きたらないのです。
それは母も同じです。出来たばかりの彼氏といちゃつきたくて仕方がないようです。
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