僕はベッドにもたれて座りました。つけたテレビに目を向けながらも、隣に寝ている母を気にします。
しばらくして、ようやく母の身体が動きます。死んではいないようです。
母は上半身を起こすと僕の隣に座り、一度は僕にもたれ掛かって来ました。
しかし、体力の回復がまだだったらしく、そのまま僕の膝へと倒れ込んでしまうのです。
思わず、「大丈夫ー?」と聞いてしまいました。
「大丈夫な訳ないでしょー!無理矢理、何回逝かされたと思ってるのよぉー!あなたの彼女でしょー?大事にしなさいよぉー!。。」
言葉はキツいですが、「あなたの彼女。」と言っているところからも、母は本気ではないのです。
母の髪に手を延ばしました。髪を掻き分けてあげると、その手に顔を寄せて来ます。
母の機嫌を知った僕は、倒れている小さな身体を掴まえ、胸元まで引き上げて抱き締めました。
それには母も、「もう疲れてるってぇー!」と言って来ます。
「僕の彼女やろー?彼女なら、抱き締めてもいいやろー?」
そう言うと、母は素直でした。「クスッ」と笑いましたが、素直に僕に抱かれてくれていました。
「マサくん。。お母さん、気持ちよかった。。マサくんにしてもらって、すごく気持ちよかった。。またしてー。。」
母との時間がゆっくりと流れていました。どこか、しあわせな気分です。
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