俺の事も話すね。
俺は、網膜色素変性症と言う進行性の目の病気で中途失明してるんだ。
だから、今まで見えていたものが真綿でジワジワと首を絞められていくように見えなくなっていったんだ。
リカコとのやり取りも携帯の音声読み上げ機能で聴いていたんだ。
何故、俺が心の自由を大切に思うかと言うと。
昔の俺は確かに色んな意味で自由に遊びたのしんでいた。
では今は?
見えないから一人で自由に何かを行うのも行くのも困難。
それだけならまだ自分の努力と決めつけなければ何とかなる。
なら何が縛っているの?
同居人が実は居る。
しかも、俺が望んだのではなく、相手の勝手な事情から俺が嫌がり反対を押し切り転がりこんできた奴。
目が見えない事を良い事に、その相手は両親の離婚や妹夫婦と父親の喧嘩別れのゴタゴタを理容師自分の心の病と俺が目が見えない事を使い、暴君で乱暴な父親に可愛がられていた奴は巧く説得したのだった。
最初の1年は付き合っていたという事もあり嫌々だが心の病の事も同じ障害者と言うこともあり向き合いかわるのではと関大に見守っていた。
次の年も。
だがやはり嫌から始まるものが長く続くわけもなく、同じ障害者としても、
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