どうやってここで寝てるのか?母親が思ったのだろう
「一緒に寝てるよ、って言いってる」
別に親子が一緒に寝るって普通でしょ、と言わんばかりの
何を今更見たいな表情。邪推ってもんですよと言わんばかり
どうなんだろ?それで何も言わないのか?
「何で?って言ったら黙ってるよ」
「それ以上言わない」
まあ確かに藪蛇みたいな物でしょうから聞きにくいだろう
それにしても肝が座ってるというか、いざとなったら女の方が
潔いとは言うけれど、娘にあっぱれと言いたい気分だ
それから寝付くまで話をした。学校の事が多い。授業内容
友達の事、先生の腹立ったことや、嬉しかった事など
異性関係では告白されたと言った。3年生の先輩だったけど
断ったと言った
「知らない人だし、いかにもやりたそうな顔してた」
確かに娘は親の贔屓目もあってか可愛い部類だと思う
背は高く出るとこも出始め、頭もそれなりに賢い
スペックは高い方だろう。中学生なら目立つ存在だと思う
まして1年生だとしたらなお更だ。
「なんかねえ、眼中にはいらないのよねえ」
「あいつはレズだとか言われてるみたい(笑)」
ほっとしたような複雑な気分。学業に勤しむべきだしね
こうやって裸で寄り添って言っても説得力の欠片も無いけど
「お父さんほどうまいなら考えるけど(笑)」
そう言って手を息子に伸ばす。学校の娘はどう思われてるのか
垣間見れた会話だった。少なくとも普通に学校生活送っていて
友達もいて勉強もして楽しく過してるようで安心はした
ただ、私との関係だけが重い十字架となっているのだと思う
それを自ら背負う覚悟もできている。そんな娘だと思った
私の胸の中にすっぽりと納まるようにして寝てる娘
頭を抱き体全体で体温を感じる。暖かいそして柔らかい感触
いつまでもこうしていたい気分だった。そして朝になった
※元投稿はこちら >>