女としての幸せを得た一方で、改めて母親として息子と今のままでいいのか…、ここ数ヶ月の間葛藤の連続だったそうです。
最後に「ごめんね…、ごめんね…」と繰り返して母は話を終えました。
私は母の苦しみを知り、自身の浅はかさを悔いました。
私はこの1年ちょっと、やっと母と一緒になれた喜びから1人幸福感に浸って、母のそうした苦しみに気づいてあげることができなかった。
その後は母に気の利いた言葉もかけてやることが出来ずに一晩が過ぎました。
翌日からも変わらず母との生活が始まります。しかし会話の数も減り、もちろんセックスをする雰囲気にもなりませんでした。
そんな日々が一週間ほど続いた後、母と改めて話し合いを持ちました。
まずはじめに母の苦しみに気がついてやれなかったことを謝り、そして言いました。
「お母さんに俺の子どもを産んでほしい」
数日間考えて出した私の結論でした。
母ははじめ冗談かと思ったようですが、私の真剣な様子を見て、戸惑いの表情で「でも私は…。」と続けました。
当然です。いくら生理がまだあるといっても、母は現在54歳です。妊娠できる可能性などゼロに等しいでしょう。
続きます。
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