「お母さんって、怒ってても全然怖くないよね…威厳がないというか…」
量が多い豪華な晩餐をしながら息子がしれっと言いました。
私はわざと拗ねて怒って見せてました。
「人の部屋勝手に漁って、お母さんも本当はAV観てるみたいに興奮してたんじゃないの?人の事をしかりながらもさぁ」
「なっ!なんて事言うの!お母さんに向かって!」
「むきになるのが怪しい…」
「生意気言わないの!…」
私は図星を指摘されて取り乱してしまいました。
そう…
確かに息子の秘め事を見てからはオナニーが止められなかった。
映像の中の息子は私と年の変わらない女達を悦ばせ愛されていた。
いったい誰が本命なのかってほど、息子は全員を激しく抱いていた。
いつの間にかあんな腰使いをするようになっているなんて未だに信じられない…
「お母さんってさ、男いるの?…今までもいたりした?」
「……いるわけないでしょ!あなたを育てるので精一杯よ…なに言ってるの全く…」
別に嘘ではなかった。
「ふうん…でもさ、生活能力はあるんだから再婚するなら慎重すぎるくらい慎重になってよ…ちょっとつけ入れやすそうに見えなくもないよ。体目当ての男とかに騙されそう…」
私は子供に子供扱いされて絶句した。
でも、根底には息子なりの心配が感じられた。
「ああー!お母さんが取られちゃうのがイヤなんだぁ!」
「…」
「ねぇ、そうなんでしょ!正直に言いなさい!」
「うぬぼれないでよ」
「やっぱりそうなんだ……」
私はなんだかお酒でも飲みたくなってくるほど楽しくなっていた。
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