私が入った時は彼は湯船に浸かって景色を眺めていた。
だから私もスルッと入ろうとしたけど、彼は湯船にタオルを巻いて入っていないから、自分だけ巻いたままはおかしいと思って、上手く前を隠しながら入った。
旅番組は例外で元々はタオルはNGなのだ。
私が湯に浸かったのを機に彼は向き合うように場所をずらした。
その方が多少距離があるので、おそらく気を使ってくれたのだと思う。
お湯が透明だったから肩を並べて浸かるとほぼ丸見えになるからだ。
私はカルピスウォーターを渡して、私のウーロン茶と乾杯した。
山が覗けるくらいで大して良い風景じゃなくても、やっぱり一緒に入るお風呂は格別だった。
時折吹いてくる風も心地いい。
私はいくぶんリラックスしていたら、
こんなオバサンと入ってもちっとも面白くないでしょ?…と牽制した。
反応が見たかった。
そしたら、全然そんなことないといい、むしろそそられない若い女性と入るより全然いいと言ってくれた。
私はオーバー気味に驚いたリアクションをしたけど、芝居というより本当に驚いていた。
彼からしたら私なんか母親と大差ない年齢だ。
好みじゃなくても若い女性の方がいいんじゃない?なんてにわかに信じられなかったけど、森村さんはかわいいですよと予期せぬ直球が来て赤面した。
かわいいっていうのはそういうリアクションの仕方で、年上の女の人にはちょっと失礼でしたね。
普通に年上の女性らしい色っぽい感じです。
私は上記のセリフを何百回脳内反復したかわかりません。
ええぇ…
もうそんなこと言われる機会ないから正直反応に困っちゃう…
もちろん彼が社交辞令で言ってる訳ではないのはわかってました。
その証拠に背中を流す公約を果たそうとした時に見た彼のペニスは手で隠しきれないほどにイキり立ってました。
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