彼はリビングをキョロキョロ見ていた。
私は昼食の準備でキッチンから
「恥ずかしいから見ないで」と言ったが
彼は部屋の中が興味津々みたいだ。
彼は私の料理に感動していて、
「美味しい、美味しい」
と食べてくれた。
お昼を食べてからも2人でずっとお喋りをしていた。
午後5時…。
「もう、こんな時間、とっても楽しかったよ。」
「えっ、用事でもあるんですか?」
「………。」
「今日、泊まるつもりで来たんですけど」
私は焦った。
私が「土曜日1人なんだよね」と言ったので、彼は期待してきてる。
えっ、と言うことは、彼は私のこと…。
頭の中がグルグル…、色んな妄想を駆け巡った。
彼は私のことが好きなの?
「お泊りはマズイよ。私は結婚してるし、歳もご両親より上だし、付き合ってないし…。」
と言っていると
ソファーに並んで座っていた彼が、私の言葉を遮って
彼は「ずっと好きでした」と言って、両手で私を抱きしめてキスをした。
私は反射的に逃げようとしたが、右手は私の後頭部を、左手は私の背中をギュッと抑えており
彼の力に勝てはしなかった。
私は彼にキスをされたまま「ウーウー」と言っていたが、次第に目を閉じて、彼を受け入れていた。
彼の舌が入ってきた。
私の後頭部を抑えていた右手は、私の背中にまわり、両手で私は抱きしめられていた。
そのまま彼が上になって、ソファーに倒れ込み、長い時間キスをしていた。
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