夏休みが終わる頃からまたNとは遊ぶようになった。
だけど、Nと遊びたいっていうよりかは、N母に会いたい・また甘えたいって気持ちでNの家に遊びに行ってた。
前にも書いたけど、一人でいる時はあれこれ考えるんだけど、いざN母の前になると恥ずかしくなってしまうってのの繰り返しだった。
なので、基本はただゲームして帰るって感じだった…また泊まりたいだなんて言えなかったしね。
そんな日が続いてて、もう甘えるのは無理なのかなって思ってた時だったように思う。
いつものようにNの家に行った時、Nがいなかったことがあった(子供会のイベントか何かだったと思う)。
仕方ないから帰ろうとしてたら、N母に家に上がっておいでって呼び止められた。
ドキドキしながら、俺はリビングのソファーで座った。受け身全開の俺を見てなのか、学校のこと、家でのことなんかを色々話しかけてくれた。
俺も恥ずかしい気持ちを隠しながら答えてた。Nと一緒だと気軽に話せるのに、うまく話せなくてなんかもどかしかった。
俺はソファー、N母は家事をしながら話してたんだけど、家事が終わると俺の隣にN母が座った。
その時、ふわっとシャンプーのような香りがして…一気にドキドキが増した。
その時もN母と目を合わせられなかったんだけど、そっと視線を動かすような感じでN母を見た時に、なんかね、ニコって笑ってくれて。
その後、N母にギュッて抱きしめられた。あの泊まった日みたいに心の中がふわっとした。
色んな気持ちが湧き上がってきたけど、ただそのまま…N母に身を預けてた。
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