お姉ちゃんとの出雲大社旅行。
胸が熱くて、ずっとドキドキが止まりません……。
人混みのなか、手を繋いだわけでもないのに、肩が触れ合うだけで幸せで。
一緒に並んでお参りしたとき、祈るお姉ちゃんの横顔はとても綺麗でした。
縁結びのお守りを2人で選びました。
私は心の中で「ずっとお姉ちゃんと結ばれますように」と願ったのに、口には出せなくて。
出雲そばのお店で向かい合って座ると、お姉ちゃんが優しく聞いてきます。
「ののかはどんなお願いしたの?」
「……秘密だよ。お姉ちゃんこそ、何をお願いしたの?」
お姉ちゃんも「秘密」と微笑んで、2人で笑い合いました。
その笑顔が愛おしくて、胸がぎゅっと締めつけられます。
お汁粉を温かく頰張り、足湯に浸かったとき——
ふと、お姉ちゃんの柔らかな手が私の手に重なりました。
そのぬくもりに、身体の奥が甘く疼きました。
「また、2人で来たいね」
お姉ちゃんの声が優しく響いて、私は頷くことしかできません。
「うん……2人きりで、来たい」
静かな時間が流れて、このまま時が止まればいいのにと思ってしまいます。
夕食を終えて、2人だけの部屋に入った夜。
それぞれのベッドに横たわっていると、お姉ちゃんの方からそっと私のベッドに滑り込んできました。
温かな腕が私を包み込み、ぎゅっと抱きしめてくれます。
お姉ちゃんの甘い香りと、心臓の音がすぐ近くにあって、幸せで息が苦しい。
すると、耳元で囁かれました。
「ねぇ……この前の夜、どうしてあんな意地悪いことしたの?」
心臓が、止まりそうになりました。
「えっ……何のこと?」
とぼけながらも、声が震えてしまいます。
「私の耳にフーってしたでしょ。あれは、なんで?」
お姉ちゃんは、気づいていたんです……。
胸が激しく高鳴って、顔が熱くなります。
「わざとじゃないよ……寝てて、覚えてない」
お姉ちゃんは小さなため息をついて、でも優しく笑いました。
「そっか、覚えてないか」
そして、私の髪をゆっくり撫でてくれます。
「もう、お姉ちゃんに意地悪しないでね。あなたは可愛い妹なんだから……」
その声が、いつもより少し低くて甘くて。
ふと顔を上げると、お姉ちゃんの瞳が、熱を帯びているように見えました。
もう一度、強く胸に抱きしめられます。
お姉ちゃんの柔らかな鼓動と、穏やかな呼吸が、私の身体に染み込んで……。
私はそのぬくもりに包まれながら、
罪悪感と、抑えきれない愛しさで震えつつ、
静かに、深い眠りへと落ちていきました。
お姉ちゃん……
本当は、全部伝えたい。
この想いが、どんどん大きくなって、
もう、私の胸の中で爆発しそうなんです。
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