カナの体がヤれる体かどうかって事じゃないんだよな。
ルリがそうだったようにさ、まだまだセックスには早い体だったはず。
それでもされてしまった。
そして、その結果がルリの心を歪めてしまった。
何が言いたいかって思うよな。謎掛けみたいなことは本意じゃないので書いちゃうけどさ、昨日ルリが俺と二人っきりになった瞬間にさ信じられないような事をポツリと言ったんだよ。
「オジサンも、カナとセックスしたい?」と、
「えっ?」聞き違いかと思って思わず聞き返したわ。
「しちゃえばいーのに」そう言ったあとクスクスと笑ったんだよ。
カナが直ぐに来たのでそれっきりになったんだけどさ、
ルリの心は壊れてしまっているのかも知れないと思った。
カナもそうなる、いや、俺がそうしてしまうかも知れないと思うと怖くなった。
ルリを家まで送る途中、カナがトイレに行きたいと言い出したのでコンビニに寄った。
後部座席をルームミラー見ながらルリはと聞くと頭を振る。
少し間を置いて聞き取れないほど小さな声で呟いた。
聞き違いではないと今も思ってるけど、
「ルリ、オジサンとしてもいいよ」
小走りに戻ってきたカナが沈黙を破ってくれるまで、まるで濡れた綿布団を被ったような無言で重苦しい数分が続いたてたんだわ。
ルリって何がしたいのかよく分からないガキ。気を付けてないとマジでヤバい奴かも。
でも………………さ、
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