車から降り際に後ろからパパさんが呂律の怪しい声で言うのさ。
「カナちゃん、こんどルリのトコにも泊まりにおいで」と。
「パパぁ、もーいーからぁ」ルリが諌める。
そして極めつけのひとこと。
「かなちゃんは、ホント、かわいいなあ〜、オジサンはかなちゃんのパパがうらやましいよ」
するとルリがさ
「カナ、もういいから、行って」困ったように言うので俺は挨拶をして車を離れたわ。
自動ドアが閉まってカナが手を振ったけど窓が黒くて中はよく見えなかった。
今日、ルリが来るみたい。
俺に謝りに来るんだって。よくわからないが、カナが言うにはそんな話だな。
昼飯をまた二人(ほぼルリが)で作るんだと。
あ、昨日はさ、帰りが遅くなると思ってカナは俺が家に帰る前にお風呂に入ってたのでお楽しみはナシ。
俺も酒で適当に酔ってたので風呂からでたらそのままベッドインだったし。
てか、父親が隣に座ってるのに後ろからカナの髪を撫でるってヤバくねえってさ。
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