意外に?
小柄な人で、特に金持ち特有の好かん雰囲気でも無かった。
トヨタのデカいワンボックス、緑ナンバーで迎えにきたな。
一頻り一般的な挨拶を車の中でしなから40分程でゴルフ帰りなどによく使うという寿司屋に到着。
なんと、車はそのまま待機!ヤッパ金持ちはやることがオカシイわ。
見るからに高そうな店だっけと、大将は気さくで子供らを退屈させない気遣いの初老職人。
子供らがたくさん食べられるようにシャリやネタの大きさも特別に握ってくれる店だったな。
北海道からカジカって魚が生きたまま入ったからどうかと言われたので頼むと、子供らに水槽から出すので見せてくれるというのさ。
店内の水槽には居なくて店の奥にある別の水槽にいれてあってさ、カナとルリのギャアーと言う悲鳴と笑い声!「かいじゅうーッ」と叫んだのはカナ
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さばく前に見せてくれたがマジで怪獣面、巨大なアタマ、てか、アタマと体がほぼ同じサイズ。殆どアタマだ。
生命力が強くて、頭を切り落としても指に噛みつく事があるらしい。スゴイ歯が並んでてヤバイ。
子供らに触ってみるかと誂う大将。
高そうな割にいい店だったな。
二人に聞こえないようにポツリと大将が
「アニサキスがいる魚なので素人さんは生では食べないほうが」とのこと。
店ではチャンと処理するから大丈夫と言ってた。
刺身は薄造り、アタマや肝はアラ汁にしてくれたが、半端なく美味い魚で、二人も口々に笑顔で絶賛。
大将がさ、
「子供の舌は敏感で、子供が美味しいと言ってくれるのは料理人にとって大変名誉なことなんですよ」と語るのさ。
パパさんは酒が進んだ状態で、だいぶキテいた。
カウンターで左からパパさん、ルリ、カナ、俺と並んでたんだけどさ、
酔った勢いなのかパパさんがルリの髪を撫で始めたんだわ。
ルリの髪は肩甲骨より少し長い髪で、握っては撫で下ろすのを繰り返し始めると、ルリがもう帰ろうと言い出したのでようやくお開きとなった。
以前からルリのパパは酔っ払うとルリにヤバイことを始めるんだとカナから聞いていたので、俺とカナもルリに胴調して席を立った。
帰りの車の中でカナの髪を撫で始めて、ルリが「パパ、やめて」と制することもあって、マジ本性が酒で現れたって感じかな。
アレはマジでヤバイお方だ。
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