俺は弱すぎる。
自分さえコントロールできねえ野郎が、ルリを救い出すなんて一万年早いわ。
もう開き直りだ。お手あげバンザイだ。
ココに書き込みしたあと、疲れてたんだな、俺は完全に寝落ちしてたんだわ。
ナンカ違和感を感じたんだと思う。
目が覚めるとベッドの縁にルリが座ってたんだ。
驚いたけど、俺の部屋へのルリの訪問は2度目。
「気が付かなかったよ、眠れネエのか?……絵本でも読んであげようか?」
そんなおチャラける余裕もあった。
クスッと笑ったルリ。
「なんのおはなし?」と返してきたので二人で笑ったんだけど、声を潜めてクスクスと笑ったのが、もう暗黙の了解だったな。
「カナは?」と聞いた
「バクスイしてました」ルリが答えたので時計を見ると一時過ぎ、確かに眠ってるだろうと思った。
ルリが今日の栗拾いがマジ楽しかったことと、肩車とか恥ずかしいことをさせたのを謝った。
それは自然の成り行きのように始まってしまったんだ。
一応はね、そんな事をしちゃダメなんだと大人振ってみたけど、体がさ、ダメなのさ。
パジャマの前が持ち上がってるのを見下ろしてルリがさ、
「でも、パパ、たってますよね」そう言って笑うんだ、もう言い訳も何もねえわな。
「私ね?、こーゆーのナレてますから、気にしなくていいです」
ルリが俺の前に立つと両手で肩を押して仰向けに倒したんだ。
俺はベッドの上に上半身だけを倒して、両足はベッドの縁から下ろしていた。
ルリが俺のパジャマの腰ゴムに両手をかけた時に、もう俺は完全に諦めていたわ。
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