そんなことがあったあと一週間ほど経ったころ、伯父
伯母が二日ほど不在になるから、その間、二人で留守
番よろしくねと食事時に四人そろった時言い出した。
僕は、夏休み帰省する前に、初日から友人と旅行に行
くんで、フミカさん一人かもというと、伯母は、大丈
夫、その前には帰ってくるからと笑った。
「ってことは、明日出かけるってことじゃないですか?」
「そうなの、突然のことなの」
翌日は、伯父伯母と一緒の時間に大学にむかった。
バスの中で、伯父が
「フミカはあんな感じだから、君の夕飯作ってるなん
てことはないから、今日明日は、外食しなさい」
と小遣いをくれた。僕もそのつもりでいたが、学校に
着いたら、なんと午後の授業、後半が休講で、友人は
丁度いいから、早く帰って旅支度でもととのえると
いうので、僕もそれにならって帰って不足してるもの
ないか確かめてからもう一度買い物に出直そうと下宿
に向かった。家の中は静かだった。人の気配はなく、
一人洗面所で手を洗い、キッチンで水飲んで自室へ戻
ろうとしたとき、階段のある方からブーン、ブーンと
いう機械音が聞こえてきた。もしや!と思い階段を忍
び足で登り、振り返ってフミカの部屋の方を見たが、
あの時のようにドアが開いてはおらず、隙間から中を
うかがうことはできそうもなかった。でも、ドアのと
ころまで近づくと、ブーン、ブーン、ブーンという音
は断続的に聴こえており、フミカがやってることは間
違いないと思った。しかし、ドアがきっちり閉まって
るせいかあの時のようなフミカの悶える声は漏れてき
ていないようだった。で、その時、思い出したのは、
フミカがオナニーしてるとき、ヘッドホンを付けてて
何かを聴きながらやってたことだ。もし、そうなら、
ドアを静かにあければ気づかれず覗けるはずだと確信
し、ドアノブに手をかけ、しずかに回した。ドアを注
意深くゆっくり開けて隙間を作って覗いた。なんと、
そこにはほぼ全裸でベッドに横たわり膝を立てて股を
開き、左手でオッパイを揉み、右手に持ったバイブの
頭を股間の中心に当てたり話したりしながらお尻を上
下させているあられもない姿のフミカがいた。親類縁
者であるいとこに女を感じるはずはないと思ったがそ
んなことはなくなっていた。ズボンの前が完全に目立
つほど山になり、痛さと気持ちよさで身動きできなく
なっていた。で、そのとき、手の汗でドアノブが滑り
ガタンと音を立ててしまって、慌てた僕はよりによっ
てドアを大きく開けてしまったのだ。そしてなにより
まずかったのはフミカがヘッドホンをつけていなかっ
たため、その音に気付き、僕と目線が合ってしまった
ことだった。僕は、ドアを支えにするように立ちすく
んでいた。フミカは、バイブの電源いれたまま、手近
のシーツを引っ張り体を隠した。そんな長い時間では
なかったが、異様に長く感じられた無言状態が続いた。
初めに声を出したのは僕だった。
「ご、ごめんなさい! 覗くつもりなかったです」
そういうとフミカは、バイブの電源を切ってこっちを
見て言った。
「わたしだけ裸なんてずるいじゃない。SIONも脱ぎな
さいよ。そうしたら赦してあげるかもしれないじゃない」
僕は入り口ドアのところでもじもじしていた。
「はずかしいんでしょ。中入って、こっちで脱ぎなさい
よ。わたし、脱がしにいけないから」
とにかくフミカのいるベッドのそばまでは行った。が、
ベルトを外せないでいた。フミカがベッドに座るように
こっち向いて無言でベルトを緩めた。そのとき、フミカ
はパンティーは穿いていたことに気付いた。ズボンを下
ろされ、上を脱ぐように言われた。僕もブリーフ一枚に
されその場に立っていた。フミカがブリーフに手をかけ
脱がそうとしたとき僕は言った。
「フミカだってパンティー穿いてるじゃん。僕だけ脱が
されるの不公平じゃん」
それは認めてくれたが、それではすまず、ベッドに横に
なるように要求された。横に並んで向かい合った。フミ
カが優しい口調で、聞いてきた。
「SION、子供だと思ってたけど、立派な大人なんだね。
これって、わたしとしたいと思っちゃったからこんな風
になっちゃったんだよね。」
そういってテントの上から握らられるとやたら気持ちよ
くてのけ反って
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