俺は外が明るくなった頃に部屋を出た。
母はリビングにいた。
なんて声を掛ければ良いか分からなくて入り口に立ってた俺に母は普通におはようと挨拶してきた。
普通に、何も無かった様に。
俺もなんとか普通に挨拶を返した。
何も無かったって事でいいのか?
そう思った。
正直、無かった事にして過ごすのは辛い。
実の母とセックスしてしまったという現実の苦しさと信じられないくらいの気持ち良さ。
相手が母じゃなかったら今すぐにでも抱き着いて無理矢理にでも襲ってしまいそうな程の快感だった。
でも俺にはそれは出来ない。
母はおそらくそれをしても拒まない。
本能のままにそれをすると俺はもう一生母から離れられない。
それが分かるから俺は自分からは手が出せない。
ただ、俺は情けないくらい弱い人間なんだ。
自分からはいけなくても母から求められたら断れない。
自分で自分に言い訳して母の体に溺れてしまう。
母の機嫌が良かった。
俺とセックスした理由、俺への独占欲がそうさせたんだろうか。
その独占欲がある程度満足したからか母の機嫌はとても良かった。
その日は普通に仲のいい母と子の休日だった。
もしかしたらこれで普通の母と息子の関係に戻るかもしれない、ホッとするような残念なような複雑な感情で一日を過ごした。
でもそれはやはり無理な願いだったと思い知らされる。
晩御飯を食べ、いつものように一緒に風呂に入った。
違ったのは普通に洗われただけって事。
いつもなら俺のものを洗った後、出すまで触られ続ける。
それが無かった。
本当に母との関係が変わったのかもしれない、そう思って風呂を出た。
寝る準備をして俺は母より先にベッドに入った。
母の足音が近づいてきて部屋に入ってくる。
今日はこのまま普通に寝るだけかもしれない、そんな事を考えていた俺に母はあの微笑んだ表情で言った。
服を脱ぎなさい。
そう言って俺の目の前で母も自分の服をゆっくり脱いでいった。
俺は自分が嫌になる。
少なくともあの時、俺は母と普通の関係に戻れるかもしれないと本気で考えてはいた。
でも母に服を脱げと言われた時、喜んでる俺もいたんだ。
俺は自分に対して仕方ないんだ、って言い訳しながら何度も母の中に射精する変態だ。
俺は母の言葉には逆らえない。
母の誘惑にも勝てない。
俺は自分から母の体を求める事は無い。
でも俺がしたいと思った時、母は俺を誘ってくる。
そして俺はまた自分に言い訳しながら受け入れてしまう。
ずっとずっと何度も何度もその繰り返し。
もう諦めて楽になった方が良いのかもしれない。
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