最近の、あゆみの誕生日のことです。
ささやかにお祝をしたのですが、お酒の酔いもあって過去の話になってしまいました。
あゆみが離婚することになった原因と責任が私にあるんだと、
結婚を間近にしたときの旅行で、私があゆみと男と女の関係になってしまったことが
あゆみを不幸にしてしまった。すべてが私が悪かった、
謝っても取り返しすることが出来ない。
懺悔するように、あゆみに頭を下げました。
しばらく、あゆみは無言でした。
そして、決心したかのようにしゃべりだしました。
旅先での出来事は、私も心の中で望んでいたことで、
私はお父さんに愛して欲しかったので、いやじゃなくすごく嬉しかった。
愛される悦びを初めて感じることが出来た。
離婚の原因になったのではなく、
気の進まない結婚で、躊躇しながらの結婚生活で、旦那さんには謝っても謝りきれないけど、
お父さんは悪くない。
私を元の場所に戻してくれたんだと。むすろ感謝している。
やっと、自分の気持ちに正直になることが出来たんだ。
あゆみはもう二度と結婚しようとは思わない。
一生、お父さんと暮らしていきたい。
お父さんのために、母親の代わりになると。
その夜に、私とあゆみは再び、愛し合ってしまいました。
私は罪深い父です。
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