戦時中のこと。
あるひなビタ山奥山村の18歳の青年に
赤紙(召集令状)が来た。
1週間以内に集合するようにと。
村人が数多く集まってお祝いをした。
その青年はまだ女の体を知らなかった。
都会であれば女性がいる店(女郎宿)に連れて行き「男」にしてくるところだが、
近郷近在にはそのような宿はなかった。
もしかすると生きて帰れないかもしれない。と息子のことを不憫に思った母親は、
村の鎮守の森の祠に息子を読んだ。
そこには前の晩に持ち込んだ布団が一組敷いてあった。
その布団の中で、生まれたままになった母親は息子を迎え入れた。
最初は戸惑っていた息子も母の決意を知り母親を抱いた。
若い青年は一晩で3回母を抱いた。
22歳のその青年にも赤紙が届いた。
その青年には許嫁がいた。
許嫁であってもお互い指一本触れたこともなかった。
村をあげて見送られて行く前夜許嫁を初めて抱いた。
その後、その青年は南方に出兵し敵の銃弾に倒れて帰ることはなかった。
許嫁は一回の契りで妊娠した。でも青年は帰ることはなかった。
その後、その許嫁はその青年の弟と結婚し、その後一男一女をもうけた。
赤紙が来て戦地の赴くことになった青年はまだ女を知らなかった。
山奥の村なので女性がいるような場所はなかった。
女性の身体を知らないで死んでしまうかもしれないと、
不憫に思った母親は自分の身体を差し出そうとした。
けれど、原因不明の熱が出て寝込んでしまった。
哀れに思った母親と父親は出征する息子にまだ幼い14歳の妹をあてがう相談をした。
なにも知らない、妹は父と母に、「納屋に布団が敷いてあるのでその中に裸でいなさい」
「なにが起こっても目を開けてはいけない。もし目を開けたら目がつぶれる」
と言った。
その後、まだ幼い妹は痛みに必死に耐え兄に抱かれた。
この妹も妊娠した。その後14歳の妹は堕胎させられた。
この兄も戦士した。
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