「安心して眠ってる顔だね」
妹がレナの部屋に入ってきて俺の隣に座り一緒にシーちゃんをダッコしたまま眠るレナの寝顔を眺めて言う。
「でもさ、今夜の事を話したらどう思うかな……」
不安そうに言う俺に
「へへっ、もー言っちゃった」妹がいたずらっぽく笑った。
「えっ?、こんや俺とするって話をか?」
「うん」
「で、、で?レナはなんて?」マジで焦った
「やだなあ~おちつきなよ~」 笑われてしまった。
「何も答えなかったんだけどさ、確認してた」
「だれに?」
「クククッ、シーちゃん」
「ぬいぐるみに訊いてたの?で?シーちゃんはナンて?」
「バッカ、ぬいぐるみが答えるわけネエし」
「だよな」
「でもねシーちゃんの声でワンってレナが」
「わん…」
「そしたらねシーちゃんがいいよって言たんだって」
なかなか起きない。
妹が言うように何だか寝顔が安心しきった赤ん坊のように見えてきた。
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