「妹の匂い」さんのレスを何度も読み返していた。何かが気になるのだがそれが何だかわからずに……
そしてさっきやっと気がついた。
妹はあのそ、母親の娘だった。そしてタネはあの親父だ。
血の繋がりが全てだとは言わないが、しかし……
そういう意味では妹は血統書付きの純血種でサラブレッドなのだ。
妹が親父の呪縛から逃れられないのは妹の母親が最後まであの狂った親父から離れられなかったのと同じ理由なのではないのか。
今更ながら親父が以前俺にニヤケなごら嘯いた「おまえはアレのことを何もわかっちゃいない」とはその事を言っていたのではないのか。
妹は、もしかすると母親と同じ性癖の持ち主なのか……
だとしても、妹はそこから這い出そうともがいているのではないのか。たとえそれが無駄だと知りながらも俺に救いの手を求めている……
親父と休みには頻繁にどこかへ出かけているのはそこに何らかの答えがあるのかも知れない。
俺のしつこい詮索に頑なに答えようとしないのはもしかすると親父とどこかでザワめくマゾの血を妹は鎮めにいっているのではないだろうか。
確かめたい……これは俺の単なる妄想なのか。
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