「ずいぶん早く帰したみたいじゃないか、慌てなくてもよかったのに」親父から電話があった。
「あそこ(銭湯)朝は早く追い出されるんだろ」俺がそう言うと笑って「そんなに◯◯◯が怖いのか?」と言う。
「カチ合ったらあいつが可愛そうだろ」自分でも随分都合のいい事を言ってると思った。
「人の女房をやりたい放題やっといてよく言う」
確かに、返す言葉がない。しかも……
「あれにお前の小便飲ませたんだってなぁ」と言った。確かに事実だった。
新ママは親父にどこまで話したのか不安になっていると「◯◯◯とやり過ぎて汁しか出さなかったと笑ってたぞ、何で薬(ED治療薬)を使わなかったんだ?」
「俺は親父と違ってまだ必要ねえよ」
「アレが逝かせてもらえなかったと言って俺に続きをしてくれとせがんだんだぞ?、可愛そうだろ」
「それで、やったのか」
「ああ、お前の後始末だよ、きのう一晩レナで抜けなかった欲求不満解消にちょうどよかったがな」
「……もしかして、」
「ん?」
「中出しとかしたのか?」
「バカ、俺の妻だぞ、それが何かもんだいか?」
「いや、まあそれは、そうだけど……」
ママは今朝、俺が中に出したことを隠していた。
そして欲求不満だからといって親父の精子を子宮へと泳がせた。これは万が一俺の精子で孕んでしまったときに親父の子だということにして産むつもりじゃないのかと思った。まあDNA鑑定すればバレしまうが産んでさえしまえばあとは何とでもなる、そんな所じゃないのかと思った。
だが新ママが俺の精子で受精したかどうかは今のところは神のみぞ知る。
あ、今日筑波の犬のテーマパークにレナと妹を乗せて行ってきた。
コロナのせいか意外と人出も少なくてよかった。
様々な犬種のワンコたちに揉みくちゃになったレナが本当に楽しそうだった。出会ってから初めて聞くレナの笑い声だった。
笑顔になるとその美少女ップリが更に際立ってまるで天使のようだ。
レナの犬好きを犬たちにも直ぐにわかるらしくレナがあまりにもたくさんの犬に飛び付かれるので後ろに転ぶアクシデントもあった。
妹も俺の腰に腕を回しながら「レナが笑ってる」と、不思議そうに呟いた。
こんなに喜んでもらえるならまた来ようと妹とレナの様子を見ながら話し合った。
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