レナの学校転入は色々ともめてるらしくなかなか決まらない。まあ考えようによっては来年の4月まで待つと言う手もあるかも知れないが。ずいぶんと気力も戻ってきているように感じるのは俺だけか。
笑顔を見せることも多くなっているし一人で誰かに返事をすることもなくぬっている。あれはなかなか怖いものだった。
誰かに話しかけられて答えてるみたいなんだがもちろん回りには誰もいないのだ。
そうかと思えば全く声を失ったかのように瞬きも忘れたかのように足元1メートル先を遠い目をして見つめ続けていたり、顔が美しいだけに帰って恐ろしかったものだ。
今は声かけに振り向いたり何かしら自分の意思で動いたりできるようになっていると思う。
「大好きなお兄ちゃんができたおかげ」新ママがそう言ってくれるが俺にはわからない。性的イタズラ三昧のこんなお兄ちゃんが好かれるはずがない。どこに10歳の子供にアナルに入れたりフェラさいこー、スマタさいこーとか言うお兄ちゃんがいるもんか。
でも本当だから困っているのだ。
今日は久々に穏やかな夜となるかも知れない。
ところでホテルへの道すがらわざわざアパートに立ち寄ってまで持っていった電気刺激のオモチャの話だ。
レナの粗相からベッドで使うのは躊躇われたので俺は使うのを諦めていたのだ。
風呂から出たあと3人とも全裸でベッドでゴロゴロしていると新ママが誘うのだ。
「電気のビリビリはいいの?」
これ以上ベッドを汚したらこのホテルは出入り禁止になると茶化すと真面目な顔で
「レナにやりたいんでしょ?」ママが言うとレナが俺を見る。
「まあね、レナちゃん反応いいからさ、でも…」
「レナぁ、この前ママがあんまり気持ちよくって赤ちゃんみたいにここでオシッコ漏らしちゃったの覚えてる?」新ママがレナに聞く。レナがまた俺の顔を見て小さく頷いた。
「お兄ちゃんねレナも気持ちよくしてあげたいんだって……いいよね?」
うつ伏せて下を向いたまま頷いた。
興奮していた。
ベッドから降りると早速持ってきた箱を開けると支度に取りかかる。新ママが持ってきた紙バッグから清浄綿をもらうとクリップや電極棒を急いで拭いた。
もちろんあのあとにも拭いたのだが念のためだ。
ソファーでやることにした。さすがにベッドをまた汚すのはヤバい。乾いたタオルも用意して支度が整うとベッドで横になっているレナをお姫様ダッコでソファーまで運んだ。
新ママが珍しそうにガラステーブルの上に置いてある器具をいじっている。
ソファーの上にレナの体をおくとレナがのけ反る。
「どうした?」と聞くと「つめたい……」
部屋の温度は暑いくらいだったがレザーのソファーは裸の背中には冷たかったようだ。
「お兄ちゃんねレナにはうんと弱くしてつかうんだって、ずるいよね」新ママが言う。
「ずるい?」俺が答えると「だってね、お兄ちゃんママにはあんなに強くしていじめたんだよ」とレナに不服を申し立てるのだ。
新ママが寝そべるようにソファーに置かれたレナの額にキスをすると「でもね、コレきもちいーよ?」囁いて聞かせた。
母娘の重ねまんじゅう遊びの始まりだ。
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